管理業務主任者の試験内容・日程・合格基準など

管理業務主任者の試験内容・日程・合格基準など

管理業務主任者の試験内容・日程・合格基準など

管理業務主任で者最初に把握しておきたい試験の概要。

  • 試験日程:勉強スケジュール作り
  • 試験の出題範囲/試験内容:重要問題に的を絞った勉強をするため
  • 合格基準/獲得点数の目安

上記項目は、勉強を始める前に知っておきましょう。

また、肝心な受験方法を知っておかないと、受験申し込みを忘れてしまうというミスをしてしまいます。ぜひ、この記事を参考にしてください。

目次

管理業務主任者の受験資格について

管理業務主任者試験は、受験資格が決まっているのでしょうか。受験者にとっては気になりますよね。

管理業務主任者は、マンション管理会社などに勤務し、マンション管理のマネジメントや管理業務受託契約を締結する際の「重要事項の説明」業務を行います。その業務を行うために管理業務主任者の資格が必要なのですが、国家資格のため、「学歴やキャリアがないと受験できない?」と思う人も多いようです。

ところが、管理業務主任者試験は、国家資格でありながら受験資格は特にありません。年齢・性別・学歴・不動産業界の経験や実務年数なども関係ないのです。受験しよう!と決めた人なら誰でも受験できるのも魅力でしょう。

管理業務主任者の試験科目・出題範囲

管理業務主任者の試験科目は、以下の5つの試験科目です。

  1. 管理事務の委託契約に関すること
  2. 管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること
  3. 建物及び附属施設の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること
  4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
  5. 前各号に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること

上記は、試験の主催者「マンション管理業協会」が公表しているものです。ただ、これだけだと漠然としていて、具体的にどのような問題が出るのか分かりづらいですよね。

具体的には、区分所有法・民法・マンション管理適正化法・標準管理規約/標準管理委託契約書・建築基準法ほか、出題は多岐にわたっています。そこで、中でも重要な科目をご紹介しましょう。

重要な科目1「区分所有法」

出題が広範囲にわたる管理業務主任者試験ですが、まずしっかりと時間をかけて学習したいのが「区分所有法」です。マンションの居住者(区分所有者)が、快適で円滑な生活を送るため、また居住者の財産などを守るように制定されたものです。

  • マンションの専有部分(自分の部屋など)と共有部分(エントランスやエレベーターなど)に関するルール
  • 居住者は管理組合に加入するというルール

などが定められています。

区分所有法自体の出題数は、50問中5問〜7問程度です。けれども、出題数だけで「それほど重要ではない分野」と判断しないようにしましょう。

実は、区分所有法は重要できちんと理解しなければならないのです。というのも、ほかの民法・マンション管理適正化法・建築基準法などの問題は、「区分所有法の知識を持っていること」を前提として出題されているからです。

重要な科目2「民法」

区分所有法と同様に大切なのが民法です。民法は「人々の権利義務関係を規律する」法律で、マンション居住者同士の安全・安心な生活や、円滑な管理組合運営に必要な知識になります。

民法は、毎年6〜7問は出題されています。必ず5点は獲得できるようにしましょう。民法は、長文問題や考えさせる問題も多く出題されます。一夜漬けの暗記ではなく、きちんと理解を深める学習をしないと点数獲得が難しい科目です。

重要な科目3「マンション管理適正化法ほか」

マンション管理適正化法や標準管理法は、区分所有法や民法と比較すると比較的勉強しやすい科目です。

マンション管理適正化法

マンション管理適正化法、は、マンション内での快適な居住環境を確保・維持するために制定された法律です。毎年試験では5問程度出題されます。

マンション管理適正化法は、条文の規定や登場する数字(「例:「帳簿は5年間保存する」など)を暗記すれば、確実に点数を獲得できるでしょう。

標準管理規約

マンションの規約や管理の知識について問われる問題です。これも勉強しやすい分野でしょう。しかしながら、マンション標準管理規約は、区分所有法・標準管理規約・マンション標準管理委託契約書を個々に比較して勉強する必要があります。

「区分所有法ではAとなっている」が、「マンション標準管理規約ではこうなっている」「標準管理委託契約書ではこうなっている」……という違いがあるのです。そのため、違いを把握することが必要になります。標準管理規約や標準管理委託契約書は、10問ほど出題されます。

そのほかの科目

そのほかには、以下の問題が出題されます。

  • 「建築/設備」:マンションの構造・設備・維持・保全に関する問題で、一番出題が多く13問ほど出題されます。
  • 「管理実務/会計」:マンションの管理組合の会計や税務に関する問題です。簿記資格を持っている人は理解しやすいでしょう。

管理業務主任者試験の日程について

試験日程・試験時間・受験会場などをご紹介します。

試験の日程・試験時間

管理業務主任者試験は年に1回です。案内状の配付期間や試験の申し込み受付期間も決まっています。

  • 試験日:毎年、12月の第一日曜日
  • 案内所の配付:8月1日〜9月30日
  • 申し込み受付期間:9月1日〜9月30日

試験時間は、13時から15時までの2時間。試験開始前に、注意事項の説明が行われるため13時前に会場に行く必要があります。

試験会場

管理業務主任者試験の会場は、札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市・那覇市の合計8都市で行われます。受験者は、この8都市の中から地域を選択することが可能です。ただし、試験会場を指定することはできません。

管理業務主任者試験の合格について

管理業務主任者試験の合格基準点・合格発表についてご説明しましょう。

試験の合格基準点

管理業務主任者試験は、全50問です。そして、合格基準点は毎年推移しますが、34〜36点の間で推移しています。

試験の合格発表

管理業務主任者試験は12月1日、合格発表は「翌年の1月中旬」に行われます。発表方法は以下の2つです。

  • マンション管理業協会公式HPの「合格発表専用ページ」にて、合格者の受験番号を掲載
  • 官報に、合格者の氏名と受験番号を公告
  • 各受験者に合否通知書、合格者には合格証書・合格証明書を送付

管理業務主任者試験の申込について

管理業務主任者試験の申し込みをするには以下の方法があります。

  1. 申込書配布期間に、マンション管理業協会公式HPから申込書をダウンロード
  2. 申込案内所配布場所(場所は公式HPに掲載)にて入手
  3. 案内申込書を郵送や着払い宅急便で取り寄せ
  4. 申込書を入手したら、決められた期間中に、受験料振り込み・必要事項を記入した申込書などを返送する
  5. 協会から、受験票が11月上旬頃に発送される

詳細は、マンション管理業協会の公式HPでご確認ください

管理業務主任者の試験概要を把握しよう!

管理業務主任者試験を受験する人は、勉強はもちろんのことですが、試験の申込日や申込期間などを忘れないようにしてください。後回しにしてうっかり期日を過ぎてしまった!という人も少なくないのです。

受験会場は、受験票の発送と共に通知が送られてきます。会場が分かり次第、自宅から試験会場までのアクセスや必要な時間を確認しましょう。