管理業務主任者試験の勉強時間はどれくらい?

更新日:2020年2月25日

管理業務主任者試験の勉強時間はどれくらい?

管理業務主任者試験に限らず、試験に挑戦する際気になるのが「どれくらい勉強すればいいのか?」ということです。資格試験を受験する人の多くは社会人で、仕事や家事・育児などと試験勉強を両立させなければなりません。

そのため合格に必要な勉強時間を知り、試験日までの日数で割り、平日や休日の勉強時間を決める必要があるのです。

インターネットで検索すると、「●時間で合格できる!」という記事が数多くありますよね。けれども、実際のところ人によって必要な勉強時間は異なります。管理業務主任者に合格するために必要な、勉強時間の目安は何時間くらいなのでしょうか。

目次

管理業務主任者に必要な勉強時間・期間

管理業務主任者試験に合格するための勉強時間は、200〜300時間といわれています。

ただし、人によっては150時間で合格できた人と、500時間勉強したのに不合格だった人がいます。その違いは、本人の学習能力や学習スピードの差もありますが、「もともと持っている知識量」によるところが多いのです。

管理業務主任者は、ご存じのように「マンション管理に関する資格」で、試験は年に1回だけ。合格率は、おおむね20〜30%ほどで偏差値に例えると「58」です。難易度は普通のレベルなので、それほど困難な試験ではないでしょう。

けれども、人によって「テキストを理解し頭に叩き込む時間」は異なります。不動産とは縁のない業界で、区分所有法や民法など法律の勉強がはじめての人にとっては、テキストを読むだけでも時間がかかります。

また、宅建士など関連資格を先に取得している人は、管理業務主任者と試験分野もかぶるため勉強もはかどるでしょう。合格に必要な知識をどれくらい身に付けているか……によって、勉強時間は異なると思ってください。

➡難易度についてはこちら

初学者の人に必要な勉強時間

不動産業界でもなく法律の勉強は初めてという人や、資格試験の勉強は未体験という人は、時間に余裕を持って勉強計画を立てることをおすすめします。

目安は500時間ほど。
たとえば、平日は1日2時間、土日は1日4時間するとして一週間で18時間。
このペースなら半年〜7か月を予定すればいいでしょう。

管理業務主任者の勉強は5分野にもわたります。そのため、初学者は半年間の勉強時間を取り、

  • 最初の3か月はテキストでインプットの学習
  • 次の2か月は過去問題集を使ったアウトプットの学習
  • 残り1か月の試験前は総復習や苦手分野の補強

という学習計画を立てるのがおすすめです。

日常生活に試験勉強を組み込むことが初めての人は、思ったよりも計画通りに勉強が進まずに挫折することもあります。そこで、日程に余裕を持ったほうが精神的に楽に勉強が進められ、遅れを取り戻すのも難しくないのです。

宅建などほかの資格取得者に必要な勉強時間

管理業務主任者と宅建士の試験は、都市計画法などを除き「法令関連」はほぼ出題科目がかぶっています。そのため、同じ年に両方のダブル受験をする人も少なくありません。また、すでに宅建に合格した人が、記憶が薄れないうちに翌年管理業務主任者試験に挑戦する場合もあります。

宅建受験経験者は、すでに民法などは経験済みなので、3か月程度の勉強期間で足りることもあるでしょう。もちろん、マンション管理適正化法など新しい法律は勉強しなければなりません。ただし、試験勉強そのものに慣れているため、勉強の効率は初めての受験より上がります。

管理業務主任者とマンション管理士の試験範囲も重複している部分が多くなります。マンション管理士のほうが難易度はぐっと高いため、先にマンション管理士を取得した場合管理業務主任者の勉強はかなり楽になるでしょう。

さらに5問免除(※)のメリットもあります。人にもよりますが2〜3か月の勉強時間は取ってください。
※5問免除:マンションの管理の適正化の推進に関する法律が5問免除されます

管理業務主任者は独学で合格できるのか?

インターネットで調べると「管理業務主任者試験はやさしいので、独学でも合格できる」とする記事をよく見かけます。ただし、やさしいとはいってもマンション管理に関する法律やルールなどが出題される試験です。簡単に考えないほうがいいでしょう。不動産業界の知識を持っていない場合は、きちんと勉強する必要があります。

独学でも合格が可能なケースとは?

前項でもご紹介したように、試験範囲がかぶる宅建士やマンション管理士の合格者の場合は、独学でも管理業務主任者試験に合格できる可能性はあるでしょう。

ただし、宅建合格者でも、宅建の試験範囲に出てこなかった試験科目は新しく勉強しなければなりません。また、マンション管理士合格者でも、マンション管理士と管理業務主任者の「立ち位置」が異なることを意識し、同じ試験科目でも違いを再確認して再度学ぶ必要もあるでしょう。

仕事が忙しくて勉強時間を十分に取れない人は、効率的に重要項目だけを学べる通信講座で勉強するほうが確実です。

初学者や資格試験の勉強がはじめての人は通信講座で

不動産関係の初学者や、資格試験自体がはじめてという人は通信講座がおすすめです。というのも、独学の場合は、以下のことを自分で決めなければならず、余計な時間がかかってしまいます。

  • 効率よく学べるテキストや問題集を比較検討して選ぶ
  • 勉強科目の優先順位を調べる
  • 効率よく勉強が進められるように計画を立てる

また、独学の場合は、迷いや不安などを質問・相談する相手がいないため、全て自分で決めなければなりません。合格に向けて効率的なカリキュラムを組み、サポート体制のある通信講座なら、方向性に迷いを抱えることなく勉強に集中できるでしょう。

通信講座を利用した人が初学者でも合格

不動産関係の試験が初学者の人でも、「通信講座を利用して最短で管理業務主任者に合格できた」例はたくさんあります。

フォーサイトの管理業務主任者コースを利用した方の合格体験談として、

  • 教材がカラーで非常に見やすかった
  • いつでも勉強できるeラーニングでスキマ時間に勉強できた
  • 講義動画のクオリティが高い
  • 初学者でも一発合格できた

などさまざまな声が寄せられています。

フォーサイトを選んだ理由・管理業務主任者を受験したきっかけ・勉強方法などが書いてありますので、ぜひ参考にしてください。

フォーサイト マンション管理士・管理業務主任者通信講座

管理業務主任者の勉強時間は目安として考えよう!

管理業務主任者試験の勉強時間について、初学者・試験経験者など異なるケースの目安をご紹介しました。あくまでも目安なので、自分のライフスタイルや経験値などいろいろな要素を考えて勉強時間を決め計画を立ててくださいね。

また、仕事や家事・育児と勉強の両立はなかなか難しいものです。限られた時間の中で「結果を出せる効率のいい勉強」をするなら通信講座がおすすめ。合格率が高く教材の評価が高いフォーサイトをぜひご利用ください。

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この記事の監修者は
北川えり子(きたがわ えりこ)

学びの楽しさをシェアしたい
【出身】東京都
【経歴】拓殖大学外国語学部卒。マンション管理士・管理業務主任者、行政書士、海事代理士、宅建等の資格を保有。
【趣味】旅行、ドライブ
【座右の銘】未来とは、今である。

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