社労士の試験日はいつ?日程から試験の概要、合格するためのポイントまで紹介

更新日:2024年5月23日

社労士(社会保険労務士)に興味のある方や今から受験を検討したい方も、まずは「試験日」を確認することが大事です。試験日は、これから勉強の計画を立て、どのように学習を進めていくかを決める重要な情報になるからです。

この記事では、直近に実施される第56回:令和6 年度(2024 年度)の社労士試験の試験日や合格発表までのスケジュール、試験科目、合格基準・合格率・難易度、合格者・不合格者の差から分かる合格するためのポイント、通信講座がベストである理由、高い合格率を誇る通信講座「フォーサイト」の特徴、よくある質問について解説します。

受験を決めていても決めていなくても、社労士試験の受験に必要な情報や学習の方法が分かります。ぜひ最後まで読んで、社労士試験の受験に役立ててください。

  • 第56回:令和6 年度(2024 年度)の試験日は、令和6年8月25日(日)です。
  • 受験を考えるなら、早くから試験日を押さえて、勉強の計画や将来どう資格を活かすかといった予定を立てると良いでしょう。
  • 受験申込みに向けての最初のステップは、試験場や受験願書の配布場所など、試験に関する情報が発表される4月上旬の試験の公示です。
  • 社労士試験の合格率は、過去5年間でおよそ5〜6%です。
  • 社労士試験は、性別に関係なくチャレンジできる資格です。
  • 合格者は、少ない数の良質な教材に絞って学習しています。
  • 社労士試験に合格するためには、予備校や通信講座を利用して500時間以上、独学で1,000時間程度の勉強が必要であると言われています。
  • 社労士試験に合格するには、一般的に1年以上かかると言われています。

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目次

社労士(社会保険労務士)とは?

令和6年(2024年)の社労士試験日はいつ?日程から試験の概要、合格するためのポイントまで紹介

社労士(社会保険労務士)とは、人事・労務管理の専門家として、労働・社会保険に関する次の業務を行います。

  1. 書類等の作成代行
  2. 書類等の提出代行
  3. 労務管理や労働保険・社会保険に関する相談など

企業が成長するためには、「お金」「モノ」「人材」が必要です。社労士は、これらのうち「人材」に関わり、企業で働く人をサポートして事業運営を円滑に進める手助けをします。

社労士の働き方

社労士の働き方にはどのような種類があるのでしょうか。大きく分けると、①開業して企業から仕事を受ける、②社会保険労務士法人の社員になる、③企業に勤務するなどがあります。

「社会保険労務士白書 2023年版」によると、社労士の登録をしている人は44,870人(2022年度)で、その内訳は次の通りです。

■社労士の登録者
①開業 24,514人
②法人の社員 3,677人
③勤務など 16,679人

最も多いのが①開業であり、次に②勤務などが続きます。このように、社労士として活躍するにはいくつかの働き方があります。資格取得後の選択肢として参考にしてください。

社労士になる方法については、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:
社会保険労務士(社労士)とは?なるにはどうすれば良い?仕事内容や取得するメリット、向いている人まで徹底解説

社労士に試験は必須?受験資格は?

社労士の試験を受けるためには、受験資格を得る必要があります。受験資格は、次の4つのうち1つを満たしていなければなりません。

■社労士の受験資格※これらのうち1つを満たしていること
1.学歴 大学、短期大学卒業した者
専門学校卒業した者ほか
2.実務経験 健康保険組合、労働保険事務組合などの役員または従業者
国又は地方公共団体の公務員ほか
3.試験合格 司法試験予備試験等に合格した者
行政書士試験に合格した者ほか
4.過去受験 直近3年間に実施された社労士試験の受験票、または成績通知書を所持している者ほか

学歴や実務経験、試験合格のいずれにも、上記以外の細かな条件が設定されています。一度、社会保険労務士試験オフィシャルサイトを確認しましょう。

令和6年度(2024年度)社労士(社会保険労務士)試験の試験日

社労士の概要をつかんだところで、社労士試験の試験日を確認しましょう。社労士試験は、例年8月第4日曜日に実施されます。第56回:令和6 年度(2024 年度)の試験日は、令和6年8月25日(日)です。

なお、過去の社労士試験は次の日程で実施されています。

過去の社労士試験の試験日
年度 試験日 合格発表
第56回:令和6 年度(2024 年度) 令和6年8月25日(日) 令和6年10月2日(水)
第55回:令和5 年度(2023 年度) 令和5年8月27日(日) 令和5年10月4日(水)
第54回:令和4 年度(2022 年度) 令和4 年8月28日(日) 令和4 年10月5日(水)
第53回:令和3 年度(2021 年度) 令和3 年8月22日(日) 令和3 年10月29日(金)
第52回:令和2 年度(2020 年度) 令和2 年8月23日(日) 令和2 年11月6日(金)
第51回:令和元年度(2019 年度) 令和元年8月25日(日) 令和元年11月8日(金)
第50回:平成30 年度(2018 年度) 平成30 年8月26日(日) 平成30 年11月9日(金)
第49回:平成29 年度(2017 年度) 平成29 年8月27日(日) 令和29 年11月10日(金)
第48回:平成28 年度(2016 年度) 平成28年8月28日(日) 平成28 年11月11日(金)
第47回:平成27 年度(2015 年度) 平成27 年8月23日(日) 平成27 年11月6日(金)

上記一覧の通り、1年に行われる試験の回数は1回のみです。そのため、資格を取得したいときに、ちょうど試験日がやってくるとは限りません。受験を考えるなら、早くから試験日を押さえて、勉強の計画や将来どう資格を活かすかといった予定を立てると良いでしょう。

参照:社会保険労務士試験オフィシャルサイト

《2024年度》社労士の申し込み~合格までのスケジュール

社労士の試験日を押さえたら、次は合格までのスケジュールを確認しましょう。

社労士試験のスケジュール 参考:社会保険労務士試験オフィシャルサイト
4月中旬 1:試験の公示
4月中旬~5月31日 2:受験の申込み
8月上旬 3:受験票の交付
8月第4日曜日 4:試験当日
10月上旬 5:合格発表
10月中旬 6:合否証の交付

社労士試験のスケジュールには、1~6までのステップがあります。一つ一つ詳しく見ていきましょう

1:試験の公示

受験申込みに向けての最初のステップは、試験場や受験願書の配布場所など、試験に関する情報が発表される4月上旬の試験の公示です。

試験の公示は、4月中旬に官報にて公開された後(「インターネット官報」でも閲覧できます)、社会保険労務士試験オフィシャルサイトに掲載されます。

申込期間はいつなのか、郵送で申込む場合はその方法、試験会場の場所などを確認しましょう。

2:受験の申込み

試験の公示後、受験の申込みができます。申込みは原則「インターネット」ですが、「郵送」も可能です。受験手数料は15,000円(2024年度)。ただし、払込みにかかる手数料は受験申込者が負担します。

インターネットと郵送の申込みに共通していることは、申込受付期間は同じであること、顔写真(インターネットの場合は顔写真のJPG、JPEGファイル)と必要書類を用意することです。

必要書類とは、受験資格証明書(全員)、免除資格証明書(該当者のみ)などがあります。申込み前に確認しておきましょう。

【原則】インターネットによる申込み

インターネットによる申込みは、パソコンやスマートフォンを使用して申込専用サイトにアクセスして行います。

■インターネット申込みの流れ

  1. マイページの登録
  2. 申込み情報の入力と顔写真・必要書類のアップロード
  3. 受験手数料の支払い(クレジットカード決済、またはコンビニ/銀行ATM(Pay-easy))
  4. 申込み完了(申込完了メールが届く)

申込みにはメールアドレスが必要です。また申込期間中は、24時間いつでも申込むことができます。

郵送による申込み

郵送による申込みは、返信用封筒を試験センターに送付して受験案内の請求を行うことから始めます。

受験案内を受領したら、郵便局の窓口で受験手数料を支払い、受験申込書類一式と一緒に簡易書留郵便で送ります。

受験案内を取り寄せる必要があるので、時間に余裕を持って申込みをするようにしましょう。

3:受験票の交付

受験票は8月上旬に郵便で届きます。受験番号や試験会場などを確認しましょう。受験票は、試験日までなくさないようにしてください。

万が一不合格になり、次の年も受験する場合は、受験資格4「過去受験」に該当するので、受験票を受験資格証明書として使用できます。受験資格を過去受験の枠で得たい場合は、次の受験の申込みまで大切に保管してください。

4:試験当日

いよいよ試験当日。第56回:令和6 年度(2024 年度)の社労士試験は、次の日時に実施されます。

■第56回:令和6 年度(2024 年度)の社労士試験
試験日:令和6年8月25日(日)
試験時間:10:30~11:50(80分)/13:20~16:50(210分)

試験時間は、午前と午後を合わせて290分(4時間50分)です。長丁場になるので、体調に注意して挑んでください。

5:合格発表

合格発表は、例年10月上旬に行われます。参考までに、第56回:令和6 年度(2024 年度)の合格発表は次の日程と方法で行われます。

■第56回:令和6 年度(2024 年度)の合格発表

令和6年10月2日(水) 厚生労働省ホームページ、社会保険労務士試験オフィシャルサイトに合格者受験番号を掲載
令和6年10月下旬 官報に合格受験番号を公告

なお、合格証書は合格発表後に郵送されます。

6:合否証の交付

社労士試験に合格した場合は、合格証書が届きます。参考までに、第56回:令和6 年度(2024 年度)の合格証書の発送格発表は次の日程と方法で進められます。

■第56回:令和6 年度(2024 年度)の合格証書発送

令和6年10月15日(火 合格証書を簡易書留郵便で発送

また、合格不合格関係なく受験者に対して成績(結果)通知書が10月中旬に発送されます。受験票と同様に、以後3回の受験に受験資格証明書として使用できるので、再び挑戦する場合は大切に保管してください。

社労士試験当日の試験スケジュールについて

令和6年(2024年)の社労士試験日はいつ?日程から試験の概要、合格するためのポイントまで紹介

社労士試験の申込みから合格までのスケジュールを頭に入れたところで、次は試験のスケジュールを確認しましょう。試験当日の流れや試験形式・試験科目・出題内容と配点を知り、試験のイメージをつかんでいきます。

社労士試験に必要な持ち物

はじめに、社労士試験に必要な持ち物をチェックします。

■社労士試験に必要な持ち物

1.受験票

受験票は、受験者本人であることを証明する大切な書類です。忘れずに持参しましょう。

2.筆記用具

HBの鉛筆、HBのシャープペンシル、プラスチック消しゴムのみ使用できます。

3.腕時計

原則として試験室に時計がないので、腕時計を用意しておきましょう。

4.眼鏡(必要な方のみ)

眼鏡は試験時間中に使用できますが、眼鏡ケースはカバンなどに収納する必要があります。

5.目薬(必要な方のみ)

目薬は試験時間中に机上に置いて使用できますが、外箱はカバンなどに収納する必要があります。

6.飲料水

ペットボトルのみ持ち込みができます。ボトル缶、水筒は持ち込み不可です。

7.昼食

昼食は、午前と午後の試験の間に設けられた休憩時間にとります。

8.写真付きの身分を証明する書類(運転免許証、パスポート、社員証、学生証など)

本人確認を行う際に使用する場合があります。

9.座布団・膝掛け(必要な方のみ)


飲料水の持ち込みに関する制限など、細かな規則があるので事前によく準備をしておきましょう。

試験地・試験会場

社労士試験は、試験地となる次の都道府県で実施されます。受験者は、希望する試験地を選ぶことが可能です。

■社労士試験の試験地

北海道、宮城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県


受験者は試験地を選べても、試験会場を選択することはできません。受験票にて通知された決められた試験会場で受験することになります。

試験当日のスケジュール

試験当日のスケジュールは、次のような時間割で進められます。

■社労士試験当日のスケジュール tableの下に注釈を追加
事 項 時 間
着席 10:00
注意事項の説明、試験開始準備 10:00~10:30(30分)
試験① 10:30~11:50(80分)
昼食 11:50~12:50(60分)
着席 12:50
注意事項の説明、試験開始準備 12:50~13:20(30分)
試験② 13:20~16:50(210分)

試験を開始する時刻に着席していないと、受験できません。早めに行動して時間を守るようにしましょう。

社労士試験の試験形式・試験科目・出題内容と配点

最後に、社労士試験の試験形式・試験科目・出題内容と配点をご紹介します。

社労士試験の試験形式

社労士試験の試験形式は、「選択式」と「択一式」の2つです。

選択式とは…
文章中に5つの空欄があり、用意されている複数の選択肢の中から正解を選ぶ出題形式を言います。

択一式とは…
問いに対して5つの選択肢の中から1つを選ぶ出題形式を言います。

社労士試験の試験科目・出題内容と配点

社労士試験の試験科目・出題内容と配点は次の通りです。

■社労士試験の試験科目・出題内容と配点
試験科目 選択式(配点) 択一式(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法 1問(5点) 10問(10点)
労働者災害補償保険法

(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問(5点) 10問(10点)
雇用保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問(5点) 10問(10点)
労務管理その他の労働に関する一般常識 1問(5点) 10問(10点)
社会保険に関する一般常識 1問(5点)
健康保険法 1問(5点) 10問(10点)
厚生年金保険法 1問(5点) 10問(10点)
国民年金法 1問(5点) 10問(10点)
合 計 8問(40点) 70問(70点)

試験科目は全部で8科目あり、それぞれ均等に配点されています。そのため、全ての科目で得点できるように勉強することが必要です。

社労士試験の難易度は?合格基準・合格率

社労士試験の合格基準・合格率といった難易度は気になるところでしょう。実際にどのくらいの人が合格しているのでしょうか。まずは、合格基準から確認していきます。

社労士試験の合格基準

社労士試験の合格基準は、次のように定められています。

■社労士試験の合格基準
試験形式 満 点 合格基準(原則)
選択式(5点×8科目) 40点 合計28点以上かつ各科目3点以上
3点以上
択一式(10点×7科目) 70点 合計49点以上かつ各科目4点以上

合格基準を(原則)としているのは、特定の科目の基準点が引き下げられる「救済」という制度があるためです。ただし、救済があるかどうかは合格発表まで分からないので、原則を合格基準と考えて受験しましょう。

社労士試験の合格率

社労士試験の合格率は、過去5年間でおよそ5~6%です。難関な試験と言えるでしょう。
■過去5年の社労士試験の合格率 参考:厚生労働省 社会保険労務士試験の結果について
年 度 受験者数 合格者数 合格率
令和5(2023) 42,741人 2,720人 6.4%
令和4(2022) 40,633人 2,134人 5.3%
令和3(2021) 37,306人 2,937人 7.9%
令和2(2020) 34,845人 2,237人 6.4%
令和元(2019) 38,428人 2,525人 6.6%

合格率が低いので、「自分には無理かな」と考える方もいるかもしれません。それでも、次のデータをご覧ください。

■社労士試験の全国平均と通信講座「フォーサイト」受講生の合格率(2023年)
全国平均 6.4%
フォーサイト受講生 26.4%

通信講座「フォーサイト」は、一流の講師陣と良質な教材で定評のある通信教育です。フォーサイトの受講生は、全国平均の4.13倍になる26.4%という合格率を誇っています。

合格率26.4%と聞くと、「自分にも可能性はあるかもしれない」と感じられるのではないでしょうか。実績のある通信教育で学ぶことも、合格に近づくための1つの方法です。

社労士試験合格者・不合格者の差って何?

社労士試験が難関だからこそ気になるのが、合格者と不合格者の差です。一体どのような人が受験し、合格を勝ち取っているのでしょうか。合格者の年代や性別、職業、受験回数、勉強方法、平均勉強時間といったデータを参照して、傾向を見ていきましょう。

1:年代・性別

まずは「年代・性別」です。合格者の年代・性別は次のように構成されています。

■社労士試験の合格者の年代(第55回:令和5 年度(2023 年度)実績) 参考:第55回社会保険労務士試験の合格者発表|厚生労働省
年 度 構成割合
24歳以下 1.9%
25~29歳 9.9%
30~34歳 16.9%
35~39歳 15.7%
40~44歳 13.9%
45~49歳 15.3%
50~54歳 11.2%
55~59歳 7.7%
60歳以上 7.5%

構成割合を見ると、社労士の資格を活かして今後長く活躍すると予想される20~40代が高いことが分かります。とはいえ、50代以上も決して少なくなく、大きな偏りはありません。

どの年代も目指せる資格であり、思い立ったときが始め時と言えるでしょう。

次に性別です。社労士試験の合格者の性別は、男性が約6割、女性は約4割と、半数以上を男性が占めています。

■社労士試験の合格者の性別(第55回:令和5 年度(2023 年度)実績) 参考:第55回社会保険労務士試験の合格者発表|厚生労働省
性 別 構成割合
61.2%
38.8%

ちなみに、行政書士の合格者の男女比率は約7:3、宅建は約6:4です。(令和5年度実績)

同じ国家試験である行政書士と比べると、女性の合格者が高いこともあり、社労士は男女共に活躍しやすい職業であることが分かります。社労士試験は、性別に関係なくチャレンジできる資格です。

2:現在の職業

次に、合格者の職業別の割合を見ていきましょう。最も高いのは、会社員の58.8%です。

■社労士試験の合格者の職業(第55回:令和5 年度(2023 年度)実績) 参考:第55回社会保険労務士試験の合格者発表|厚生労働省
職 業 構成割合
会社員 58.8%
無 職 12.3%
公務員 8.8%
団体職員 4.6%
自営業 4.3%
役 員 2.9%
学 生 0.8%
その他 7.5%

合格者に会社員が多い理由は、企業において労働関係や社会保険に触れる機会が多く、身近な業務と感じているからと言われています。

会社員の仕事の傍ら試験勉強を続けるのは、簡単なことではありません。しかし、多くの人が、仕事と勉強を両立して合格していることが分かります。

3:受験回数

続いて、合格するまで何回受験したかを示す受験回数を見ていきましょう。今度は、合格率26.4%と高い数値を誇る「フォーサイト」の受講生のアンケートから実態を探ります。

■社労士試験の合格者までの受験回数(通信講座「フォーサイト」の受講生)
受験回数 構成割合
初回受験 52.7%
2回目 25.4%
3回目(以上) 21.8%

最も多いのが、初回受験の52.7%です。およそ2人に1人が、初回の受験で合格しています。次に多いのが、2回目の25.4%です。つまり、およそ7割の人が、2回以内の受験で合格できています。

ときには長く感じる勉強生活ですが、合格への近道を手にしたらあっという間に駆け抜けられるかもしれません。

4:勉強方法

次に多くの人が知りたい、合格者の勉強方法を分析してみます。通信講座「フォーサイト」では、合格した受講生に1時間以上のインタビューを行い、合格へのプロセスを聞いてきました。

そこで分かったのが、合格者に共通する勉強のコツやポイントです。早速チェックしていきましょう。

✓多くの教材に手を伸ばさない

勉強を続けていると、「他の教材も使った方が良いのではないか」と不安になる場面があるかもしれません。それでも合格者は、少ない数の良質な教材に絞って学習しています。一方、不合格者は、多くの教材に手を出して消化不良になる傾向にあります。

✓講義を繰り返し視聴する

合格者は、はじめに講義の動画をじっくり視聴し、2回目以降は通勤・通学などで音声を聞き流しています。繰り返し講義を視聴することで、力をつけています。

✓過去問を徹底的に解く

過去問を解くのは、合格者も不合格者も同じです。ただし、合格者は間違えた個所についてテキストに戻って知識を確認しますが、不合格者は問題を暗記する傾向にあります。

✓暗記の時間を設ける

社労士試験に合格するためには、覚えなければならないことがたくさんあります。合格者は、暗記する時間を意識的につくっています。

これらの勉強のコツやポイントを参考に、ぜひ社労士試験にチャレンジしてみてください。

社労士試験の過去問の重要性については、こちらの記事でもご紹介しています。併せてご覧ください。

関連記事:
社労士試験で過去問は重要?おすすめの活用法から使い始めるタイミングまで解説

5:平均勉強時間

引き続き、通信講座「フォーサイト」の合格者インタビューから分かった「勉強時間の法則」をご紹介します。

社労士試験に合格するためには、予備校や通信講座を利用して500時間以上、独学で1,000時間程度の勉強が必要であると言われています。通信講座「フォーサイト」の合格者は、一体どのようなペースで勉強に取り組んでいるのでしょうか。

✓勉強時間は1日2時間以上

合格者のほとんどが、1日2時間以上勉強していることが分かりました。もちろん、この時間をこなしていれば誰もが合格できるわけではありません。

✓短い時間を活用

合格者は、通勤・通学時間、昼休み、家事をしながら、といった短い時間を勉強に充てています。1日2時間以上の勉強時間には、この時間も入っています。

✓朝早い時間を利用

日中は仕事や授業、家事などがあり、勉強する時間を確保できない方も多くいます。そのため早朝に勉強する人がほとんどですが、夜は反対に少ないという結果でした。

勉強のスタイルは人によってさまざまです。それでも合格に少しでも近づくために、合格者の多くが実践したことを参考にしてみると良いでしょう。

社労士最短合格なら通信講座がベスト

社労士試験に挑戦してみようと考えているなら、おすすすめしたいのが通信講座です。合格率が高くない社労士試験は、合格まで伴走してくれる先生や同じ目標を持った仲間がいると心強いでしょう。もちろん、通信講座には他にも大きな魅力が3つあります。

➀ライフスタイルに合わせて効率的に勉強ができる

仕事をしながら社労士試験に合格するためには、必要な勉強時間を確保しなければなりません。通信講座なら、通勤や家事の合間、休憩時間など、隙間時間を利用した勉強ができます。

②コストパフォーマンスが高い

忙しくて勉強する時間がないというときは、予備校に通うのも大変です。その点、通信講座なら空いた時間に学習できます。体力や気力の維持、学習の効率を考えると、結果的にコスパが高いのが通信講座です。

③充実した学習支援を受けられる

独学で湧いてきた疑問は、ときには最後まで解決できない場合もあります。通信講座は、受講生の質問に答えてくれる充実したサポート体制を整えています。学習中の不安を取り除いてくれる強い味方です。

これらの3つの魅力に惹かれても、通信講座にはいくつかの種類があるので、何が良いか悩むこともあるでしょう。そこでおすすめするのが「フォーサイト社労士通信講座」です。

フォーサイトの社労士通信講座の特徴

社労士試験は、合格率5~6%程度と難関な試験です。しかし、「フォーサイトの社労士通信講座」の受講生は、26.4%と圧倒的な合格率の高さを誇っています。なぜ全国平均の4.13倍を実現しているのか、3つのポイントをご紹介します。

➀5か月で合格できるノウハウがある

フォーサイト社労士講座には、合格率の高くない社労士試験に5か月で合格する受講生もいます。なぜなら、独自の分かりやすい教材と学習のノウハウ「フォーサイト合格メソッド」があるからです。

②不合格なら受講料を全額返金

社労士試験は難しい試験なので、1度で合格できるか不安に思っている方もいるでしょう。フォーサイトなら、たとえ不合格になっても受講料を全額返金されるので、安心して勉強を続けられます。

③合格をグッと近づけるフルカラーテキスト

フォーサイトのフルカラーテキストは、適切なボリュームと理解しやすい配色・イラストが特長です。受講生の満足度は90%以上と高く、合格率の高さにもつながっています。

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社労士試験のよくある質問

社労士の試験は年に何回ありますか?

社労士の試験は年に1回、例年8月第4日曜日に実施されています。直近の社労士試験は、第56回:令和6 年度(2024 年度)で、令和6年8月25日(日)に実施されます。

年に1回なので、合格したい年を目標に定めて勉強を進めたり、学習の進度から受験年を決めたりなど、自分に合う方法で準備を進めると良いでしょう。

社労士試験の注意事項はありますか?

社労士試験の当日の注意事項は、トイレを済ませておくことです。社労士試験には、退出禁止時間があります。この時間は試験室から出ることはできないので、注意が必要です。

退出禁止時間は、着席してから試験開始後の午前は70分、午後は80分と、午前と午前の試験開始後から終了前の10分です。受験案内の試験の時間割をよく読み、この時間に退出する必要がないように準備をしておきましょう。

退出禁止時間以外は、監督者の案内によりトイレに行くことが可能です。それでも、すぐに案内されるとは限らないので、やはり事前にトイレを済ませておくのが得策です。

社労士試験に合格するまでに何年かかりますか?

社労士試験に合格するには、一般的に1年以上かかると言われています。独学の場合、800~1,000時間の勉強が必要と考えられています。仕事をしながらこの時間を勉強に費やすとなると、1年ほどかかる計算です。

一方、通信講座や予備校の場合は、500~800時間程度と言われています。独学の場合の約半分程度と、短い時間で合格できるのが特長です。そのため5か月で合格する人もいるほどです。学び方の違いにより、合格するまでにかかる年数には大きな開きがあります

通信講座を利用して合格に一歩近づこう

社労士試験の合格率は5~6%と、難関とも言える試験です。だからこそ、少しでも有利に勉強を進めることが合格に近づくためのステップになります。

通信講座のフォーサイトは、2023年度の合格率26.4%と高い実績を残しています。これは、フォーサイト合格メソッドと良質な教材、eラーニングがあるからです。ぜひ資料請求をして、これらを実際に体験してみてください!

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この記事の監修者は
小野賢一(おの けんいち)

「そうだったのか!」という驚きや嬉しさを積み重ねましょう
【出身】北海道
【経歴】横浜国立大学大学院国際社会科学府修了。社会保険労務士、日商簿記2級等の資格を保有
【趣味】楽器演奏
【受験歴】2022年社労士試験初回受験、合格
【講師歴】2023年よりフォーサイト社労士講座講師スタート
【座右の銘】昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう
フォーサイト公式講師X 小野賢一@社労士専任講師

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