中小企業診断士は独学で合格できる?独学合格に向けての勉強時間や勉強法は?

中小企業診断士は独学で合格できる?独学合格に向けての勉強時間や勉強法は?

中小企業診断士は独学で合格できる?独学合格に向けての勉強法は
目次

経営の知識が身につく!中小企業診断士の試験内容は?

中小企業診断士の試験は1次・2次試験に分かれ、1次試験はマークシートで7科目、2次試験は筆記・口述試験があります。

1次試験の内容は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」です。

そして、2次の筆記試験では、「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例14」が問われます。

独学でも目指せる?勉強方法のメリットとデメリットを比較

中小企業診断士の資格は通学、通信、独学など、さまざまな方法で勉強することができます。それぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。

通学のメリット・デメリットは?

中小企業診断士の資格を専門の学科に通って勉強すると、強制的に勉強時間を確保できるメリットが生まれます。また、講師に直接質問ができるのも大きな魅力です。そのため、分からない点はその場ですぐに解消することができます。

一方、通学のデメリットとしては、自分のペースで勉強できないことが挙げられます。仕事と両立して通学したい人などには、スケジュール調整が困難となり、通信教育や独学で勉強するよりも費用がかかる点も問題です。

通信のメリットとデメリットは?

中小企業診断士の勉強は通信教育でも行えます。メリットとしては「隙間時間を有効活用できる」点が挙げられるでしょう。自宅はもちろん、通勤電車の中でも効率的に学習ができます。

また、苦手分野に時間を割くなど、必要に合わせて勉強方法を調整することも可能です。ただし、デメリットとして講師に直接その場で質問することができないため、分からない点が放置されてしまうリスクがあり、多忙な人は勉強時間の確保が難しくなるという点が挙げられます。

独学のメリットとデメリットは?

自分で工夫して、独学による資格取得も目指せます。独学のメリットは勉強代がかからず、好きなように取り組める点です。

ただし、独学のデメリットとして「学習方法が間違っていても気が付かない」「分からないことがそのままになりやすい」「勉強時間の確保が難しい」などが挙げられます。そのため、独学で中小企業診断士に合格するためには、これらの問題を解決する必要があります。

中小企業診断士に独学で合格!必要な学習期間は?

決して中小企業診断士に合格するまでの道のりは平坦とは言えません。特に、独学で合格を目指す場合に必要な学習時間は、合計1,000時間程度といわれています。また、中小企業診断士には経営についての多角的な知識が求められるため、付け焼刃の勉強法では合格しにくいでしょう。

そして、試験項目について深い理解と、応用力を身につけなければなりません。なお、大学での専攻科目や、すでに持っている知識量によって個人差はあるものの、試験直前に少し勉強する程度ではまず間に合いません。そのため、試験の1年ほど前から準備し、コツコツと勉強を重ねていきましょう。

1次・2次も対策は万全に!独学におすすめの教材と勉強法

独学で勉強する場合、重要な勉強用具となるのが「テキスト」と「過去問」です。テキストによって、中小企業診断士の基礎的な知識を正確に覚えることができます。また、テキストには上級者向けのものから初心者向けのものまで、さまざまな種類が出回っています。

なお、中小企業診断士の勉強を初めてする方は、まず優しい内容のテキストから勉強を始めて、理解力が高まるにしたがって難易度を上げていくのがおすすめです。また、過去の試験傾向を知り、自分の合格率の目安をつけるためにも過去問は手に入れておきましょう。

このように独学で勉強するなら、教材選びが重要になります。教材は学校のように誰かが用意してくれるわけではないので、自分で内容を吟味してしっくりくるテキストと過去問を選びましょう。

1次試験向けの問題集と勉強法

中小企業診断士の資格では、1次試験の勉強において過去問対策が必須です。過去問を解くことで、得意不得意を確認することができます。そして、不得意分野を重点的に勉強し、知識の偏りを修正していきます。

ただし、やみくもに過去問を解くだけでは基礎は身についていきません。あくまでも勉強の中心は「テキスト」であり、「現時点でどれだけテキストの内容を理解できているか」の目安として、過去問を解くようにしましょう。

また、中小企業診断士試験の過去問は、中小企業診断協会のHPに掲載されているため、答えと問題を知りたい場合は無料で入手できます。しかしながら、HPに掲載されている過去問には解説がありません。

なお、間違えた箇所の理由が分からないままだと実力も伸びないため、理解をより深めるためには市販の過去問題集を役立てましょう。過去問題集は大きな書店で販売しているほか、ネットからでも注文可能なので、解説が充実した内容のものを選ぶことをおすすめします。

2次試験向けの問題集と勉強法

2次試験でも1次試験と同様、過去問での学習は必須となります。2次試験の過去問と答えだけであれば協会のHPで確認できるものの、2次試験は論述のためさまざまなテキストを活用する必要があります。

そのため、単に答えだけがついた問題をこなしていっても実践的とは言えません。合格・不合格含めて、他の人の解答例が掲載された問題集などで分析をするようにしましょう。

たとえば、試験を受けた人が記憶を頼りに解答内容を書き直したものを「再現答案」と言います。再現答案を見ることで、問題や合格者・不合格者の傾向が浮き彫りになっていきます。過去問題集を選ぶ際には、「再現答案が多く掲載されたもの」を優先的に探すと良いでしょう。

独学の合否を左右する勉強スケジュール

通学や通信とは異なり、独学の場合は自分でスケジュールを立てるのが基本です。試験当日までに1,000時間勉強すると仮定し、1年の勉強期間で合格するなら1日あたり「1000時間÷365日=2.7時間(1日)」が必要となります。

とはいえ、社会人などになってくると毎日3時間近く勉強するのは困難のため、たとえば平日は1時間程度しか勉強しない代わりに、休日に集中して7、8時間は勉強するなど、自分の生活スタイルに合わせた勉強方法を考えましょう。

あるいは、勉強できる日にちを計算し、試験日から逆算して計画するのもひとつの方法です。そのため、1年という時間にこだわらず、2年、3年と長期的な計画になったとしても確実に理解を深められるよう、スケジュールを組んでいくことが大切となります。

独学を成功させるためのコツとは

通学と違い、独学では合格までのレールを自分で敷いていかなければなりません。勉強を成功させるコツとしては、「自分に合う学習方法を見つけること」です。そのため、勉強する環境から時間帯にいたるまで、早い段階で効率的な状況を整えましょう。

そして、モチベーションを保つために、中小企業診断士の勉強会への参加や、一緒に勉強する人を見つけることなども有効です。1人で勉強しているだけだと過剰なプレッシャーに押しつぶされそうになったり、逆に心がたるんでしまったりすることもあります。

一緒に勉強する仲間がいれば、背中を押してくれる場合もあります。そのほか、合格のためにはとにかく同じ習慣を繰り返すことが大切です。

「毎日、決まったノルマをこなす」「勉強時間は必ず守る」など、勉強を生活の一部に取り入れましょう。時間も限られるため、1次試験と2次試験が並行した学習方法を模索というのも一つの方法となります。

独学を成功させた人のブログをチェック!ポイントや注意点は?

実際に、独学で中小企業診断士になった人がブログを運営し、勉強のコツを紹介していることがあります。それらの情報はこれから勉強する人にとって参考になるのでチェックしてみましょう。

ただし、主観的な内容も含まれるので鵜呑みにしすぎないことがポイントです。なお、自分の勉強に取り入れる場合には、「自分の問題点が解決できるか」「自分と学力や生活環境が似ているのか」なども確認しておきましょう。

たとえば、弁護士や税理士の資格を持ち、免除科目がすでにある人の勉強法と、そうでない人の勉強法ではスタートラインから差があります。

独学向きの人と向いてない人の特徴は?

中小企業診断士は独学でも合格を目指せます。ただし、合格までの期間は最短で1年、場合によっては5年かかるなど個人差があります。これだけの差が出てくるのは「独学の向き・不向き」があるからです。

独学に向いていない人は、勉強の効率が落ちるのはもちろんのこと、そもそも時間を確保するのに四苦八苦しがちです。そのため、まずは自分がどのタイプなのかを見極めてから、勉強を本格的に始めるようにしましょう。

独学に向いている人の特徴は?

1人でも勉強を続けられる人は、「学習時間を自分で確保できる能力」に優れています。どんなに忙しい毎日であっても合間を見つけ、コツコツと勉強できるでしょう。

また、長期的に予定をスケジューリングできて、強い意志で実行できるという人、「自分で情報を集め学習できる能力」に優れている人も独学が苦にならないため向いていると言えます。

ほかにもテキストや問題集を選んだり、効果のある勉強会を見つけたりすることができるのであれば、独学でも合格にむすびつけることができる可能性は高まります。

独学に向いてない人の特徴は?

どのように勉強したらよいか分からないなど、勉強に対して受け身タイプの人はあまり独学に向いていません。また、1人の時間ができるとつい遊んでしまったり、やる気を失ったりするようなタイプの人も独学は厳しいでしょう。

そのため、「独学に向いていない人」には、勉強の進め方を第三者に導いてもらうのがおすすめです。通信学習によって、勉強を効率的にスケジューリングするのも有効的でしょう。

まとめ

中小企業診断士は、独学でも合格は可能なものの、向き・不向きがあります。もし、自分自身を客観的に見たときに独学が不向きであると感じた場合は、合格に近づけるために通信教育や通学を利用するようにしましょう。