サブノートとは?どんな人に必要なのかや作り方 | わかりやすく中小企業診断士解説

サブノートとは?必要性と作り方

中小企業診断士など国家試験合格に向けて「サブノート」を作成する人が増えてきています。「サブノート」とはテキストや講義の内容を自分の言葉で分かりやすくまとめたノートのことです。

中小企業診断士試験はテキストの量が多く、膨大な知識を頭の中に入れなければなりません。各教科の要点や過去問で間違えやすいポイントなどを確認し、ノートに書き記しておくことでさらに勉強が進めやすくなるといわれています。

「サブノート」を弱点の克服や復習のために活用している人も多く、手軽に持ち歩けることも特徴です。作成しようか迷っている人もいると思うので、今回は「サブノート」について解説していきます。

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目次

「サブノート」が必要ない人もいるって本当なの?

先ほど「サブノート」について書きましたが、実は作成する必要がない人もいます。予備校などのテキストを持っている場合は、わざわざノートにまとめる必要はありません。学んだことをテキストに書き込むだけで十分です。

それはなぜかというと、予備校のテキスト自体が中小企業診断士試験を突破するための大切なポイントをまとめた「サブノート」になっているからです。

短時間で効率よく暗記し、知識を定着させることが試験突破への近道です。自分なりの言葉でノートを作り上げることも大切ですが、そこにばかり気を取られていると試験勉強に集中できず、ノート作成に要した時間が無駄になってしまう可能性もあるので注意しましょう。

「サブノート」はどんな人に必要なのか?

中小企業診断士試験の勉強を続けているのに、なかなか先に進めない場合やいつも同じ箇所でミスをしてしまう場合は「サブノート」の作成をおすすめします。

まずノートに書き出すことで自分が今どのくらい理解できているのか一目で分かります。全ての受験生に効率良く暗記できる力が備わっていれば試験勉強もあまり苦労しないのかもしれません。しかし、誰にでも苦手なものはあります。勉強を進める中でどうしても覚えられない、分からないといった点が出てくるのは当たり前であり、仕方のないことなのです。

そんな時に役立つのが「サブノート」です。覚えられない点や分からない点が解決すれば確実に合格が見えてきます。分からないことを放置せず、どんどんノートに書きこんでいきましょう。

予備校などに通わず、独学で合格を目指す人もいます。このような場合は市販のテキストを使用し、過去問を解くことで勉強を進めるケースがほとんどです。丁寧に教えてくれる講師や簡潔にまとめられたテキストはありません。

そのため、テキストの分からなかったところや過去問の間違えたところを自分の言葉でノートに書き留めておく必要があるのです。

テキストを見ているだけでは暗記できません。「書く」という作業を通して知識を整理し、しっかり覚えられるようにしていくことが大切なのです。

「サブノート」の作り方を具体的に紹介!

中小企業診断士試験の場合、中小企業経営や経営法務といった暗記中心の科目と経済学のようにグラフ理解が必須な科目を学習する際に「サブノート」が効果を発揮します。まずは科目ごとに要点をまとめていきましょう。初めは慣れないので時間がかかりますが、勉強を進めるうちに要領をつかみ、作成スピードも速くなってきます。

暗記中心の科目には専門用語がたくさん登場します。試験ではその専門用語を正しく理解しているか問われます。当然、合格するためにはそれを暗記しなければいけません。

まずは自分なりの暗記方法を確立させ、単語を繰り返し書くことで知識を定着させます。暗記が苦手な人にとっては過酷な時間ですが、自分に負けずしっかり勉強を続けてください。

経済学などは暗記するだけでなく、グラフを読み解く力も必要になります。実際にグラフを書いてみると、数値に対する理解もより深まります。その際、ポイントや要点も近くに書き込んでおきましょう。

要するに、あとで「サブノート」を見直した際に各教科の重要ポイントがすぐ分かるようになっていれば良いのです。さらに間違えやすいところや心配なところに蛍光マーカーなどで線を引いておくと目立つのでおすすめです。

まとめ

 「サブノート」のメリットは重要ポイントを書き出すことによって必要なことを効率よく覚えられる点です。どんな試験にもある程度、暗記は必要です。繰り返しノートに書くことでしっかり知識を身に付けられます。また「サブノート」に科目の内容を体系的に整理してまとめることは試験直前の振り返りにも役立ちます。

その反面、作成に時間がかかります。さらに予備校などのテキストがある場合は「サブノート」を作ること自体が時間の無駄に終わってしまう可能性があります。

メリット、デメリットを踏まえて「サブノート」を作成するか検討してください。勉強の方法は人それぞれです。すでに持っているテキストにラインを引いたり、書き込んだりする勉強方法が合っている人もいます。「サブノート」の目的を明確化した上で勉強に取り組みましょう。

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