宅建の試験勉強に自信がなかったのに本番で38点でした

性別女性
年代40代
試験年度2016年(28年度)
エリア埼玉県
勉強時間600時間
勉強期間8ヶ月間
職業転職(求職中),無職,主婦
受験回数初学者(1回目)
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
そもそも宅建の資格試験を受験しようと思ったのは、当時アルバイト勤務していた設計事務所の所長が「これからうちも不動産事業に手を広げていきたいから、会社の為にも、自分の為にも宅建の資格を取るといいよ。」と勧められたことでした。

確かに資格取得すれば、長い目で見て転職する際にも役に立つかなぁと思い、勧められるがままに受験を決意、しかし費用は格安に抑えたいのでフォーサイトを選びました。

とはいえ、当時の私は設計事務所以外に複数の仕事を掛け持ちしており、生活は不規則で毎日がてんてこまい。もともと目的意識が薄いため、まったく勉強にとりかかりませんでした。

そうこうしているうちに当の設計事務所を辞めることになり、宅建の試験を受ける目的があいまいになってしまいました。

火がついたのは、まったくのスロースターターで8月のお盆過ぎでした。

宅建の資格を持っているインテリアコーディネーターの先輩に「資格を取りたいんだったら、今から相当やらないと間に合わないよ。私は試験の半年前から通学制のところに通い、毎日仕事後に4時間、休みの日は8時間やって受かった。」と言われたことでした。

その頃になると複数の掛け持ち勤務を辞め、週一日ほどの労働になっていたので時間はたっぷりとれると思っていたのが返ってあだとなっていました。

主婦なので家事もしつつ勉強をすることになりますが、テキストを一回通読するのに一か月ほどかかりました。テキストは簡単にわかりやすくまとめられているとはいえ、内容が身近なものでない為、一回通読したぐらいでは意味が理解できませんでした。

また、集中力も続かず、仕事に行っていない日でも一日に4~5時間勉強するのが精いっぱいでした。何とか9月末までに、問題集を一回はさらいながらテキストを復習しようと思いつつ、スケジュールは後ろ倒しになり、何とか問題集を2回さらえたのが、10月の1週目でした。

この頃になると、最初はまったく理解できていなかった内容がなんとなくわかるようになり、且つ、「道場破り」の確認テスト、先生への質問を活躍したことで理解が深まりました。

また、合格カードが簡潔にまとめられており、移動中の暗記にも役立ちました。問題集でよくわからなかった内容を、先生に質問し、それを自分なりの単語カードにまとめて、合格カードの類似項目の間に挿入したのがよかったと思います。

10月に模擬試験を申し込みましたが、10月の1週目で27点、10月の2週目で27点という結果が出て、「さすがに宅建は簡単ではない」と悟りました。

「今年は合格は無理かも」という気持ちがよぎりましたが、こんな大変な勉強は来年もやりたくない!せっかくはたいた講座料を無駄にしたくない!といういささか不謹慎な動機により、

「どこが弱点なのか」を見直したところ、みんなが一番点数が取れるAランクの簡単な問題が全く取れていないということがわかり、最後の一週間は1日8~9時間ほど、ひたすら問題集を解きまくりました。

最後の一週間も、「道場破り」で先生に質問をしまくり、勘違いして内容を覚えていた点がいくつか判明しました。

先生に同じ項目について繰り返し質問をしたところ、懇切丁寧に回答下さり、「先生に教えて頂いたこの項目だけでも、絶対に正解しなくては!」という気持ちになりました。

「ここまでやれば悔いはない」というぐらい最後の数日はがんばって勉強しましたが、模試で27点しか取れていなかったので、全く自信はありませんでした。

しかし、当日試験を受けてみると「解けた!」と思える問題が意外と多く、自己採点で38点でした。

自分の得意な問題が出たのかもしれませんが、模試で27点しか取れなかったのに、当日38点取れるなんて、とにかくあきらめないで最後までがんばることが大事だと思いました。

先生やスタッフの方々、いつも細心のケアでフォローしてくださり、本当にありがとうございました。

模擬試験を申し込んだ際、誤って送付先を間違えて入力してしまったことに気が付き連絡を入れたのですが、速攻で対応してくださり、すぐに模試に取り組むことができました。

そんな心遣いにも応えたいというのが、試験をがんばれた動機の一つです。


2おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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