宅建受験すると決めた動機から、試験当日の流れまで

性別男性
年代30代
試験年度2017年(29年度)
エリア兵庫県
勉強時間1000時間
勉強期間9ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
受験回数初学者(1回目)
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
今般、平成29年度の宅地建物取引士資格試験に無事、一発合格ができましたので、この場を借りてご報告させていただきます。

私は、地方銀行の営業店勤務をしていますが、長年お客様との話のなかで、不動産物件に関する案件に対しては、正直なところ苦手意識を持っていました。生々しい物件の話でもあり、時間的制約もあって及び腰なところもあり、このままではだめだと内心思っていました。

今年の正月、工務店勤務の妻との会話の中で、妻から「宅建の知識を持っていたほうが、今後のあなたにとってもプラスに働くと思う。」の一言で、一念発起し、妻の前で、「今年宅建資格取得するぞ!!」と決意表明しました。

とはいうものの、書店に並ぶ参考書はどれも分厚く、一目見てやる気が失せたことも事実であり、学校は仕事終了時間の関係上実質通学不可能であること、一般の通信講座は毎月の添削課題が重荷。絶対三日坊主になるだろう。

どうすればいいのか、と迷っていたところ、たまたま書店で買ってみた「3か月で宅建」という本に「フォーサイト」という言葉があり、検索した結果、御社の講座に出会い、内容をみて試しにどんなものか、DVDを観てみることにしました。

DVDを観て、説明のテンポのよさに惹かれ、「これなら続けられそうかな。」と思い、講座申し込みを決めました。

講義DVDについては、まずは一通り全体の概要をつかむ意味合いから、大雑把な理解ができれば十分と思い、1月から4月にかけて、何回も何回も流しました。併せて、過去問について早めにとりかかることが大事と思い、解くというよりは、問題文と解説文を読むことに注視しました。

講義と過去問のCDをMDに全部落とし、車の中でいつでも聞ける状況にすることで、毎日の通勤時、営業の外回り時、帰宅時など、宅建と接する時間を少しでも多く確保しました。

今まで流していたラジオ番組は合格するまで遮断し、会社の上司と同乗時以外は基本、先生の声が車内に流れていました。

仕事から帰宅し、晩ごはん終了は23時をまわる日々が続きましたが、30分だけでも自宅で宅建と接する時間の確保に努め、YOUTUBEの「くぼたっけん」の視聴、講義DVDの視聴などで毎日が過ぎていきました。

時間は流れ、7月に入り、そろそろ今までの状況を把握する意味合いから、昨年の本試験の問題を解いたところ、36点という予想以上の点数が取れ、フォーサイトの力を実感することになりました。正直、「これならいける。」と手応えが掴めたのは確かです。

予備校の公開模試にも積極的に挑み、35点台の成績をとることができたことから、「このまま本試験まで乗り切るぞ。」と思ったのもつかの間、公開模試が実戦形式段階に入ると、途端に点数が落ちだし、31点にダウンし、気が付けば直前1か月には26点しか取れなくなってしまっていました。特に、得点源であるはずの業法が、ひどいときには12点程度しか取れなくなっていました。

「これはまずい。今までやっていたことは一体何だったのか・・・」と、10月初旬の直前公開模試終了後、一向に打開策がみえず、帰りの車の中で、本気で悩み、苦しみました。

自然と手にしていたスマホから、「道場破り」の質問箱に、現状の状況を書き込み、震える手で送信している自分がいました。

翌日、先生から回答が届きました。

「今まで解けていた問題が、急に解けなくなることがある。私も受験生時代に経験したことがある。スランプというやつかもしれないが、対策としては、今まで通りの五感を使ったやり方を続けること、今まで通り過去問を勉強の軸とすることです。

不安かもしれないが、気が付けばまた得点できるようになっている。」旨の内容での返事を頂いたときは、心の支えができたことから、「あと2週間、後悔なきように頑張るだけだ。」と決心しました。

初心に戻り、なぜこの肢は間違いなのか、ということを自問自答しながら過去問に取り組み、要所要所でテキストに戻ってインプットし直しながら、地道な対策に終始しました。気が付けば、1月から始めた受験勉強で、過去問は10回転は楽に超えていました。

試験前の木曜日からは有給を取得し、1日かけて総復習の意味合いから過去問のポイント整理に努め、本番当日の午前11時ぎりぎりまで自宅内で、パソコンで過去問の即答に没頭し、「もうこれだけやったんだから絶対に合格だ。できないわけがない。」と脳内を洗脳、麻痺させ、本試験会場に向かいました。

試験会場に入り、着席した後、最後のあがきとして、最新統計の内容(上がったか、下がったか、横ばいか)で、矢印(上向き、下向き、右向き)をひたすら余白に書き込み、土壇場で一か八かの統計対策をしました。

本試験が始まり、模試では26問目から解いていましたが、本試験では48問目から始めました。

統計問題がすんなり解けたことにほっとし、49、50問目も無事こなし、46、47問目を解いた後、26問目に戻りました。問題の並びが例年と違うな、と感じましたが、解答に影響するものでもなく、業法は正直、簡単すぎるのではないか、と思いました。

しかしながら、法令上の制限、権利関係はやはりというか、なかなかの手応えがあり、試験終了30分前に全問解き終え、ひととおり見直ししました。見直し時に、問題文の表現、言葉使いに「?」と思い、正解肢を2つ変更し、試験終了となりました。

自己採点は35点(業法18、法令4、その他6、権利7)でしたが、見直し時に変更した結果それが2問とも無事正解だったことから、もしスルーしてたらと思うと逆に背筋が震える思いをしました。

結果、合格基準点も35点と発表され、無事合格できたことに安堵する一方、国家資格ならではの1問の怖さ、重要性を痛感せずにはいられませんでした。

今、合格証書を無事手にすることができ、改めて国家資格保有者となったことで、今後の自分自身の仕事にも大きくプラスとなるであろうと思われますが、一番の収穫は、自分自身に自信がついたことだと思います。

10か月という、大学入試以来の長いスパンのなかで、仕事と両立し、ブレずに勉強でき、結果を残せたことは、ひとえに「フォーサイト」窪田先生のおかげだと思います。

今後も、この貴重な経験を糧とし、自身のフィールドの深耕、維持拡大に日々努めていきたいと思います。
0おめでとう

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