
フォーサイトの宅建の教材の使い方を、問題集中心に振り返る
【宅地建物取引士】
2017年(平成29年度)合格
- 勉強期間
- 9ヶ月間
- 受験回数
- 5回目
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 30代
- 性別
- 女性
今年は9月より1日1時間、試験直前の2週間は1日3時間の勉強量でした。過去4回は全て独学で失敗です。1回目は1点差で不合格。
暗記中心の勉強でしたが、それでも「1点差まで詰め寄れる」と言う自信が付きました。その後の2~4回は、毎年、異なる市販の教本と問題集を買ったのですが、そのまま放置していました。
初年度の受験結果の自信から、「あと1点くらい何かで取れるだろう」や「まだ時間的に十分あるから大丈夫」という感覚を作りあげていたのです。
でも、「宅建受かりたい」と言う気持ちはあったので、楽しいはずの夏や秋に「勉強しなければならない」と言う強迫観念だけは常にあり続けました。
しかし当然ながら、「まだ時間的に十分あるから大丈夫」という気持ちが勝り、何もせず試験前日になってようやく教本を開き、ざっと読み流して、翌日に受験していたのです。ようするに、1年間で3時間くらいの勉強量です。
その試験の成果は常に25~27点でした。当然、合格発表日をドキドキしながら迎える事なく、そもそも、その日すら忘れて、無関心な時が経過して行きました。ここまでは普通の多年度不合格者と同じだと思いますが、私の後悔は、“もっと遊べばよかった”です。
今回、5回目。夏前から訪れる強迫観念から逃れたいし、きちんと勉強したいしで奮い立ってフォーサイトの宅建講座を受講しました。講義ビデオを道場破りのWebサイトからダウンロードして、通勤電車の中でスマホで視聴。その後、フォーサイトの過去問の教材を解いてみると全然分からない。
教材はいいのかも知れませんが、自分に才能が無いものと思い宅建諦めモードに切り替えました。要するに勉強することを諦め、いままで4年間も遊ばなかった夏と秋を今年から楽しむことにしたのです。
フォーサイトをやっても、ダメじゃんって感じでした。
そんな時、8月も終わろうとしている時期にフォーサイトより「択一対策」の薄っぺらい問題集が届きました。
試験日まであと数週間って時に、今更こんなの届いてどうするんだという気持ちが湧いてきました。どうせ送ってくれるなら、8月初旬か7月下旬でしょ。
取り敢えず、その薄っぺらい問題集を解いてみました。簡単な問題ばかりでしたが、間違えた問題もチラホラありました。当初は最初に1点差で落ちたときに使った市販の他社の教本を使って確認していたのですが、念のため最新版を買い増しました。
その後、ほぼ全問正解できるようになりました。はっきり言うと、こんな基礎的な問題だけで宅建試験に合格できるはずがなく、なんで今更こんなのやるのか、逆に不安になり、かつ、フォーサイトに怒りを覚えました。
でも、そのお陰で「宅建受かりたい」と言う気持ちが再燃し、モチベーションがまた沸々と湧き上がりました。
市販されている他社の予想問題集を買って9月中旬より勉強再開しました。1周目は25~27点。2周目で35~37点。3周目は2周目から進歩が無い。
市販の問題集を買い増し、結局3社の3冊を3周づつやって宅建試験日を迎えました。試験は自己採点36点。今年、5回目でやっと合格です。
【フォーサイトの教材まとめ】、
■ビデオは1回だけ全章を視聴。
■問題集のビデオは音声のみを1時間ほど通勤電車の中で聞いただけ。
■教本は業法を1冊だけ精読。あとは未使用。
■質問したいと思えど、質問すること自体が面倒くさくなる。質問の内容を教本で特定してくれと言われても、この教本の内容で何をどこにどう特定できるのか。
■問題集は業法の途中で放置。勉強は放棄。廃棄しました。
■同時に教本に同梱されていたDVDや副読本等も未読、未使用のまま放置中。廃棄予定。
■択一対策の発送のタイミングが1ヵ月遅い。
■模擬試験が届いたが解かなかった。第一問目からの作問の意図が意味不明。ゴミに出しました。
■カードと道場破りは暇つぶしには良いものでした。
■音声だけで聞いた「フォーサイトの過去問の解き方」で、肢に付いている捨問マークの扱いだけは唯一参考になりました。
【結論】、
宅建は市販の教本、過去問ベースの問題集、予想問題集で独学で取るべき試験だと言うことがよくわかりました。受験のテクニックを覚えてしまえば出題側が想定する合格点をクリアできるものと思います。
なので、来年も再来年も、今後、毎年何回宅建を受けても合格できると思います。