宅建は民法をいかに攻略するかが合格必勝法といえるだろう

【宅地建物取引士】 2017年(平成29年度)合格
勉強期間
7ヶ月間
受験回数
初学者(1回目)
職業
正社員(サラリーマン)
年代
20代
性別
女性
宅建を受けようと思った発端は、「一つ国家資格を取得したい」という、簡易な発想でした。

ですから、主に、電車の中での作業が、宅建の勉強でした。本格的に机の前に座りだしたのは、本試験が見えてくる3ヶ月くらいからでした。

こんな試験勉強でも宅建に受かったんですが、宅建における民法の重要性だと思います。

民法だけで合格点の半分を占めている、反対に言えば、民法を完全に捨てた場合、民法以外の試験科目35問を全問正解しないと、合格ラインに漕ぎ着けられないわけです。

出題数からして、民法は宅建の合格のキーである上に、当該民法は条文数が1000条と量も多く、かつ、非常に取っ付きにくい試験科目で、宅建の試験科目の中で、一番の壁になるってしまうのが民法です。

民法を学習済みの人は、宅建という試験勉強は、宅建業法や建築基準法等の法令上の制限を覚えるだけの作業となります。

もちろん、民法を全く勉強しなくてもいいわけじゃありません。宅建特有の論点もあるので、ざっと読んで、民法知識の復習と改めにいそしんでください。

あとは、「過去問」をしっかり繰り返して、模試を受けたり、予想問題集を解いたりしておけば、穏当に合格圏に入ることでしょう。王道の勉強です。「民法」という壁があるので、宅建を甘く見ないでください。

民法以外の、宅建業法、法令上の制限などはこつこつやっていけば、まず、得点源になります。また、暗記科目でもあるので、短い期間でもそこそこの点数が取れるようになる科目です。

大事なことは、時間の確保です。法律的なことが苦手でイヤだなーという人は、民法に足止めを食らうので時間が取られます。試験勉強期間を「半年」は見ておくべきかと思います。

さて、民法の勉強は、最初のうちは、ちんぷんかんぷんで砂を噛むような時間が続きますが、あるとき、「ぱっと」わかってくる瞬間があるので、それまでは、倦まず弛まず、テキストや条文と接してみてください。

民法をどう攻略するかが、宅建の合格の大きなキーです。

どれほど他の科目でがんばっても、民法で点数を底上げしない限り、受かりません。

基本的には、『テキストをざっと読む→問題集(過去問)演習→テキストで確認』の流れでやってきました。また、復習を欠かさなかったのも、合格の大きな要因だと思っています。

先も言ったように、試験勉強は電車の中であったのですが、ほぼ毎日電車に乗るので、必ず昨日勉強したところの復習してました。

やっぱり「過去問(問題集)」に最初から取り組む、というのがいかに効果的なのか体感できました。

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