宅建の合格は過去問を解くこと。5回は解くと決心

性別女性
年代30代
試験年度2017年(29年度)
エリア栃木県
勉強時間1000時間
勉強期間4ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
受験回数4回目
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
私が宅建を受けようと思ったのは4年前です。

勤務先は製造業で不動産とは全く関係のない業種ですが、資格手当ての中に宅建があったため、最初は「受かればいいや」、くらいの軽い気持ちで始めました。

当時4歳と0歳の子供の育児とフルタイム勤務でなかなか勉強の時間がとれなかったことを理由にし、勉強しているつもりでも所詮「受かればいいや」という動機の甘さから、見事に現実の厳しさに打ちのめされ、3回不合格という結果でした。

しかし、4回目を迎えようとしたときに、今までのような中途半端な気持ちでいたことを後悔し、試験に対する考えと勉強の態度を改めなければ合格など絶対に手にすることはできない、と思い、本気で取り組むことを決意しました。それが4月です。

それまでの3年間は独学でやっていましたが、自分の性格では独学では限界があると感じていましたので、通信教育に決め、ネットで調べたところお値段の手ごろさと、合格率の高さに魅力を感じ、他の通信教育には目もくれずフォーサイトに申込みました。

5月のゴールデンウィーク前に教材が届き、テキストの見易さ(文字がぎっしり詰まっていないところ)と過去問題集が分野別になっていることから、気負うことなく始められました。

しかし、過去3年間同様、フルタイム勤務と育児・家事をやりながらの勉強は時間の確保に非常に苦労しました。講師のアドバイスにもありましたがとにかく「スキマ時間」を活用することしかできませんでした。

5月から7月上旬までは朝食中20分、通勤電車往復約2時間、昼休み50分、寝る前20分の一日約3時間30分程度DVD視聴とテキストを熟読しました。

7月中旬からは過去問を解き始めました。過去問題集には5回分の日付を書く欄がありましたので、試験までに5回解くことを決め、1問1問なぜその答えになるのかを考えながら解き進めました。

しかし、最初の頃は解いても解いても不正解ばかりが続き、本当に受かるのだろうか、この勉強で正しいのだろうか、今年もダメかもしれない・・・と何度も何度も不安になりました。

その度に「受かるかあきらめるかのどちらか」という講師の言葉を思い出し、絶対にあきらめないぞ!!悩む暇があるなら過去問過去問!!を心の中で繰り返し、自分に言い聞かせ、とにかく少しの時間を見つけては過去問に当たりました。

そして3回目に入ったころから正解する問題がだんだんと増え、また問題を解くスピードも速くなり、宅建の勉強がおもしろいと感じることさえありました。

8月下旬には去年の試験問題と模試をやったところ、37点だったため、実力がついてきたという実感を持つことができ、また自分の得意、不得意分野気づくことができ、本試験までにどこに力を入れればいいのかを見直すことができました。

民法、税法は不得意で、なかなか点数をとることができないことがわかったため、A、B問題に絞り、その代わり宅建業法は満点をとるつもりで取り組みました。


9月に入り、講師からの「死ぬほど勉強しましたか?」のメールを頂くたびにあせりを感じ始めました。

まだ身についていないところがある、いつも間違える所がある、苦手なところを問われたらどうしよう・・・など、勉強すればするほど不安もつきまとい、自分との戦いそのものでした。

しかしもう試験はすぐそこ、とにかくやるしかない、最後の最後までとにかく1問でも多く問題を解くんだと、その頃は必死の形相であったと思います。勉強時間も夜子供達を寝かしつけてから2時間やりましたので毎日5時間30分程度やりました。

やるべきことはやった、好きな読書もテレビも音楽も同僚とのランチも我慢した、子供達にも私と遊びたいところを我慢させてしまった、主人にも家事を全て任せてしまった、

この半年私に与えられた必要以外の時間は全て宅建に費やした、だから後は持てる力を全て試験にぶつけるだけ、そんな思いで試験会場へ向かいました。

本試験では決めていた通り、終わりの問題から解きました。宅建業法までは良かったのですが、苦手科目だった民法や税法、法令上の制限のあたりで苦戦し、集中力も途切れてきてしまい、自分の感覚では合否は五分五分といった感じでした。

当日の夜に自己採点したところ、36点でした。採点結果も、自分の感覚通りで、宅建業法では高得点が取れていましたが、前半の民法のあたりは間違いだらけでした。

フォーサイトをはじめ各サイトでは合格予想点が発表され、予想点よりは上でしたが、ケアレスミスはなかったか、名前は書き忘れなかっただろうかと発表があるまでは安心できませんでした。

合格発表で合格証書が手元に届いたときは本当に嬉しかったです。

講師の先生もおっしゃっていたように、この合格は自分1人で獲得したものではなく、自分の周りの人たちの励ましや助けがあってこそ得られたものだと思っています。

宅建はとにかく過去問を解くことが合格への一番の近道だと思います。そして絶対に合格する、という強い信念を持つこと、それに尽きます。

フォーサイトで講師の先生に勉強の仕方や、モチベーションを高めるために励ましの言葉を頂き、とても感謝しています。ありがとうございました。フォーサイトで本当に良かったです。乱文で失礼致しました。
3おめでとう

宅地建物取引士の合格体験記


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