
宅建7か月で合格!学習時間の管理や記録は重要
【宅地建物取引士】
2018年(平成30年度)合格
- 勉強期間
- 7ヶ月間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 50代
- 性別
- 男性
私の体験は多少特殊なので、若い方の参考になるかどうかはわかりませんが、まず学習環境などを説明します。宅建は私にとって全く関連のないもので、まるで初めての分野です。私のキャリアは、現在SEプログラマーで、以前は英語・数学の学習塾・予備校の講師、年齢は59です。会社の事業展開で宅建の資格が必要となり、受験することにしました。私は会社員ではありますが、かなり自由に時間を使えます。3月に受験を決心し、ネットで通信講座を調べ、最も全体像が分かりやすいと感じたフォーサイトを選びました。数社まとめての資料請求で、最も対応が早く良かったのもフォーサイトでした。不動産・法律などは全くの門外漢でしたが、何とかなるだろうと多少舐めていましたね。
・合格宣言と時間管理
講師時代に受験指導をしていましたので、受験勉強の方法は自分なりに確立していました。そこで、まず周りに確実に資格を取ることを宣言しました。次に学習時間の徹底管理を行いました。一日の学習時間を事細かく記録し、合計・平均・試験までの推定学習時間など記録しました。この二点は非常に重要だと思います。
・学習を始めて思ったこと
年齢的には動画より文字の時代の人間です。だらだらと動画を見るより読んだほうが早いだろうと考えていたのですが、やはり初めての分野では動画の解説はかなりのサポートになりました。ただ、一度しか見ていません。もう一つ学習を始めて感じたことは夜の学習は効率が悪すぎるということでした。仕事の開発作業は深夜に行うことも多々あるのですが、宅建の内容は夜はまるで頭に入りませんでした。そこで学習は午前中、仕事は午後と深夜にやっていました。さらに大きな問題が発覚しました。それは暗記ができなくなっていたことです。特に語呂合わせはまるで覚えられませんでした。若いころとは脳の働きが違いますね。
・暗記と知識の習得
試験内容を吟味すると、固有の名称等をそのまま暗記する必要はないことが分かったので、暗記を一切しないことにしました。初めはトイレに紙を貼ったり、カードを使うことも考えましたが全てやめました。特にカードは字が小さすぎて使えないですね。(老眼です。笑)知識の習得は全て問題を解くことでできると考えたのです。
・過去問を解く
学習時間の大半は過去問を解くことについやしました。ここでも全ての問題の正解・不正解を記録に残しました。記録に残すことがモチベーションの維持にもなるし、得手不得手の発見の近道にもなります。ただ、実際若いころより効率は悪いですね、何度も間違えましたし、やったことすら覚えてないことも多くありました。フォーサイトの過去問テキストは分野別なので、すぐ前の問題と関連のある問題が出るので、解きやすいのです。正解率によって繰り返しの回数が変わりますが、4~8回解きました。
・実践過去問
テキストの問題をおおむね解いたら、次に各年の問題を解くことにしました。テキストの問題は16年から28年のですからまずは、これらの問題を複数回解きました。結果すべて45点以上取れるようになっていましたので、かなり安心していました。
・模擬試験
ここまでは全て繰り返しの問題ですから、できるようになるのは当たり前ですが、実際の試験は初めて見る問題ばかりです。その体験ができるのが模擬試験ですが、実際昨年の問題は一問も解いていないわけで、これをやってみたら、ショックでした。過去12年間の知識では10問はあるようです。そこで、目標は40点とし、実際の試験でもこれを見極めることができればと考えました。そして再び基礎テキストの熟読を繰り返しました。
・実際の受験
感想は「難しかった」の一言です。過去問は16年以前9年分を解き、頭に入れることができたのですが、それ以外のことはかなり難しく感じたせいでしょう。この辺は受験時のテクニックですね。実際の結果も39点でした。7か月にわたり久しぶりの受験勉強生活でしたが、良い経験になりました。しかしながらもっと若い時に取り組んでいれば、ずっと効率よく学習できたと思います。これから受験を考えている方は、すぐにでもチャレンジされると良いと思います。