9月から宅建の模試で苦手分野を克服

性別男性
年代40代
試験年度2019年(令和元年度)
エリア東京都
勉強時間1000時間
勉強期間10ヶ月間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法暗記,過去問,参考書
商品DVD,テキスト
受験回数3回目
ダブルライセンスマンション管理士,管理業務主任者
試験科目法令上の制限
宅地建物試験との出会い

私は現在40歳になる会社員です。最初の社会経験は、別荘の清掃アルバイトを高校生の時にはじめ、そのままホテルや別荘の施設管理として働いたのが最初です。最初は清掃スタッフのような形でベッドメイキングなどの技術を覚え、別荘の簡単な修繕、例えば障子の張替えだったり、給湯器の修理だったりを覚え、自然と建物に関わっていき、別荘の修繕をするのに、オーナー様に交渉したりしていく仕事がメインになり、上司で資格マニアの方がいて、そこで資格の重要性に気付きました。宅地建物取引主任者という資格にであったのも25歳くらいの頃でした。

その後、26歳で転職をし、不動産会社へ転職することができて、そこで将来のことを考え、取引士の資格の勉強をしようと軽い考えで、当時人気参考書を何冊か購入し勉強を始めました。



仕事をしながらの勉強

当時の会社は毎日とても業務が多く、繁忙期になると毎日朝8:30から夜の0:00を過ぎても帰れないほど仕事の時間も長く、20代で遊びにも夢中で、正直初めて試験を受けた年から4回は、20点台しかとれず、仕事しながらは無理だと決めつけていました。30歳で不動産業にも慣れ、賃貸から売買へ移った方が給料が稼げると思い、ちょうどそのタイミングで離職中の期間を活かして、3か月勉強し、試験を受けました。ただ、勉強の仕方といえば、今考えるとかなり非効率なやり方だったと思います。

正直勉強事態が苦手で、学校の成績も下から数えた方が早いくらいの人間だったので、未だかつて、一夜漬けの勉強以外やり方を知りませんでした。3か月の時間も最初は参考書をノートに分かりやすくまとめたりして時間を使ってしまい、テキストを3回読んで、過去問を2周したくらいで、暗記ものはある程度覚えたつもりで受験をしましたが、結果は5問免除を入れて31点。その時の合格点は確か33点だったと思います。やっぱり自分に資格なんて取れないとどんどん自信を無くしていきました。売買営業に移ったものの、当時はリーマンショック後だったこともあり、金、土、日は家にも帰れないほどブラックな企業に転職してしまったため、長く続かず、一度不動産の業界から離れました。



宅建試験との再会

それから転職を2回し、37歳でまた、不動産の賃貸業へ再就職をしました。1周した感じです。そこでまた、宅地建物取引士に変わったこの資格にぶつかるわけです。

38歳で1度、勉強もせず受験し結果は14点でした。また記念受験です。さすがに40歳目前で2度目は5問免除も得て、忙しい仕事の中、1冊の薄目の参考書を購入し、業法だけを5周くらい勉強して受験しました。結果、5問免除を入れて34点。正直びっくりです。業法だけだと19点取れていて努力が結果に結びついた、久々の感覚でした。

ただ、昨年は皆さまご存じの通り、合格点が過去最高の37点。

ただ、この試験を受けたことで、業法でこれだけ点数が取れたし、他の科目をちゃんと勉強すれば受かることができるかもと薄っすらと光りが見えた感じがしました。

そして、今までいろいろな参考書に何万というお金をつぎ込んで、今回の受験で最後にしたいと思い、通信教育の教材で、DVDもついているものをとネットサーフィンをしていて、最初に目に留まったのがフォーサイトでした。12月中旬くらいだったと思います。

初めてここまでお金をかけました。どうしても40歳になる年に合格したいというモチベーションもありました。

最初に取りかかったのは、DVDです。2時間程度でそれぞれの科目のテキストが終わるので、なんとなく民法から始めました。正直、また、成年被後見人やら保佐人やらで、最初はすぐ飽きてしまい、1月から3月までは仕事も忙しく、だらだらと民法のテキストと過去問を電車の通勤時間と帰ってから少し時間を取って5月。ただ、テキストにもありましたが、民法は勉強する割りに得点できない科目ということでしたので、恐らく2回くらいしか回しませんでした。業法は昨年勉強していたこともあり、あとどこで点を稼ぐか考えた時、一番苦手意識があった、法令上の制限の分野をすることにしました。テキストには、あまり早くやると忘れてしまうので、残り3か月くらいから始めるのがいいと書いてあったので、多分6月から7月までで、2周くらいテキストと過去問をやったと思います。8月に入ってこのままのペースではまずいと思い、そこからペースアップ。しかし、夜は仕事で疲れていて、勉強していても1時間ほどで眠っていました。なので、朝1回目が覚めた時にそのまま勉強をする形に変えました。自分は朝方だったみたいです。早いときは4:00に目が覚め、そこから勉強していました。9月ごろになると、周りでも模擬試験を受けている同僚もいて、自分も試してみたいなと思っていたら、ちゃんと模擬試験と昨年の試験問題が2冊送られてきました。結果は、模擬試験26点。平成30年の試験29点。

まずいと思いました。ここで一度見つめなおしました。どこが理解できてないんだろう?そして気づきました。民法はなんだかんだ半分は正解できる。法令上の制限で理解が足りない部分、業法の足りない部分を再復習と、一度もやっていなかったその他の法令です。もともと税金や不動産鑑定の部分だけが5問免除の自分の勉強する範囲だったので、ギリギリでやれば忘れないで受験できるというのありました。テキストにもそんなことが書いてあったと思います。37点以上を目標にしていたので、32点とるのに、業法で17点 法令上の制限で6点、民法で7点、これで30点。残り3点はその他の法令だろうと。残り1か月を切ったことろで苦手だと思い込んでいた分野に取り掛かると、印紙税は意外と簡単。登録免許税も簡単。固定資産税もあまり覚える部分もない。

問題は所得税。ここの分野は難しいから、出たら捨てようと思いました。予想では過去10年くらいの問題の順番からいうと、印紙税と固定資産税だろうと思い、それなら不動産鑑定の部分は比較的得点しやすそうな過去問ばかりだったので、とにかくここで点をとれば受かると思い、3回ほど回しました。7日くらい使って。その後業法の復習です。直前の10日で3回ほど回し、最後に税金2日、法令上の制限に戻り2回。最後に通しで問題をノートで解き、間違った問題のみ、もう1周。こんな感じで試験に臨みました。結果は、民法で9点 法令上の制限で6点 税金で1点 不動産鑑定1点 業法で14点で合計31点。5問免除で36点でした。フォーサイトの予想では37点が合格ラインで正直申し訳ない気持ちでしたが、過去最高得点で、書き損じがないか不安な1か月をすごしました。そして12月4日の今日、合格点が35点と発表があり、朝9:30に自分の受験番号を見つけた時の安堵感と喜び。高校受験以来でした。ひとつ言えることは、こんな自分でも合格できたという結果が、自分を信頼させてくれるのに大いに今後の人生の力になってくれるという確信があります。自信のないまま生きてきた自分が今後の人生に胸を張れる、そんな令和元年になりました。

フォーサイトの良いところは、分野別に目標の点数の設定があり、また、テキストもカラフルで薄く、飽きないです。民法は一番眠くなりましたが。また、一緒についてくるノートがとっても良かったです。模擬試験のタイミングもとてもよく、そこで危機感を持てました。ただ、本試験の方が模擬試験より易しかったのは狙いなんでしょうか?

とにかく合格できた喜びを今後受験される方にも味わってほしいです。最高ですよ、まったく。

来年はフォーサイトの管理業務主任者とマンション管理士を申し込んだので、さらに自信を深めていきたいと思います。

ありがとうございました。
1おめでとう

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