宅建の過去問を途中で覚えてしまうくらい勉強しました

性別男性
年代30代
試験年度2013年(25年度)
職業正社員(サラリーマン)
「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分だ」長い様で短い6ヶ月間、宅建合格への道のり。

その旅に出るきっかけは案外単純なものでした。3年の内に引越しが2回、更に先祖代々続いている店舗を賃貸することとなり、不動産屋さんと関わる事が多くなってきた中、専門用語が飛び出して来たりいちいち調べる事が多くなって来たり。

そんな時「いちいち調べてるんだったらいっそ宅建取っちゃえば?」ふいに発せられた家族の一言に乗っかってみる事にしたのです。

時は4月、本屋さんへ行くと参考書やら問題集やら山の様に並んでおり、合格への魅力的な誘い文句の付いた参考書選びは困難を極めます。

「宅建業法?」「法令上の制限?」「その他法令?」「権利関係?」まさかその全てをやる事となるとはその時点では私は知りませんでした。宅建の右も左も分からない私は独学より通信教育を受けることにしました。

インターネットで学校選びをすると「ここだ!」と来たのがフォーサイト。すぐに申し込み第一弾の教材セットの箱を開けて愕然。「本屋に並んでた参考書・・・全部範囲なの??」しかしもう手遅れ・・・やるしかないのです。

フォーサイトの道場破りでは、自分が勉強を始めた日から最後の講習までスケジュールを組んでくれるので、それに沿って進めて行きました。始めて3ヶ月が経った頃、順調だった自分に最初の壁がやってくるのです。

様々な事を覚えすぎてもう頭の中がいっぱいいっぱい。何も入って来ないのです。覚えなきゃいけない事はまだ沢山残っている、35条も37条も用途規制も何も覚えてない、どうしよう。

頭の中に隙間を作るには・・・それでも過去問は続けないといけないし。


過去問をやっていて気が付いた、「私、答え覚えちゃってるんじゃない?」

何の意味もない「解答丸暗記」。この分の隙間を肝心な分にまわさないといけない、2~3周やってしまった過去問を暫く止めて、丸暗記してしまった答えを頭から抜く事にしました。

その間に教科書を読み直し、35条37条、用途規制・・・気が付いた事を片っ端から覚える作業に入ります。そして今まで何となく解いていた「過去問」は解き方を変え、問題を理解しながら解く方法に変えました。

すると「過去問」を解きながら頭が一杯にならないのです。

何だか分からないけど「毎日やってる事ってこれで良いのかな?」「意味あんのかな?」「みんなこんな辛い思いしてるのかな?」「自分だけなんじゃないか?」日にちに余裕がある時は生まれて来なかった卑屈な考えに、自分の嫌な部分が見えて自分とも戦わなくてはいけなくなって来た熱い熱い夏、あと2ヶ月弱で試験です。

一通りを終え、自分の実力を試す時がやって来ました。9月19日模擬試験の日です。本番と同じ13時、2時間の勝負。答え合わせをして更なるプレッシャーを味わう事になりました。「40点」を取ってしまったのです。

「これで運を使い果たしちゃったんじゃないか」ネガティブな時は素直に喜ぶ事も出来ず、どんどんネガティブスパイラルに陥っていくのでした。

しかし、折角取った「40点」、よおし本番でも「40点」取ろう!ネガティブな中でも強気な「目標40点」を掲げラストスパートです。泣いても笑っても試験日は変えられず、今までやってきた自分を信じよう!先生を信じよう!

明日は試験当日。会場へ行くと初めて目にするライバル達に唖然としました。「隣にいるこの人が受かれば私は落ちる?いや、私が受かってこの人が落ちるんだ」先生の言うとおり消しゴムも3つあるし、おにぎりも食べたから大丈夫!

他の受験生がテキストを読んで勉強をしている中、6ヶ月間で小さくなったフォーサイトの消しゴムを眺め静かに時間が来るのを待ちました。

6ヶ月間で勉強してきた時間は2時間の試験であっけなく終わり、あとは結果を待つのみ。

結果が出るまでの1ヶ月半で様々な思いが駆け巡り、自分の弱い部分に気が付かされた事、意外と自分が真面目だった事に気が付いた事、プレッシャーが掛かると「蕁麻疹」が出ること、支えてくれる人が沢山居たこと、宅建だけの6ヶ月ではなく、色々な勉強をさせてもらったんだと気が付いたこと。

そして結果は・・・「自己採点40点!合格!!」目標通り達成です!!

フォーサイトと出会えて本当に良かった。「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分だ」フォーサイトで貰ったしおりの裏に書いてあったこの言葉は自分にとって財産です。

諦めなければ必ず手に入れる事が出来る夢、「合格」を夢みれば必ず合格出来ます。6ヶ月間の旅は「合格」のお土産付きで終わりました。次の旅は何処へ向かおうかな。
45おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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