行政書士試験の申し込み方法とは?インターネットによる申し込みも可能!

行政書士試験の申し込み方法とは?インターネットによる申し込みも可能!

行政書士試験を受験するためには、申込期日までに申し込みをしなければなりません。

試験勉強を続けていても、肝心の試験の申し込みを忘れた!ということになってしまったら、また来年の受験まで待つことになります。

そうならないためにも、行政書士試験の申し込み方法、受験手続の流れについて、見ていきましょう。

<行政試験概要>   
受験資格 年齢、学歴、国籍等に関係なく受験可能
試験日時 例年11月の第2週目日曜日
午後1時~午後4時
試験場所 受験票に記載の試験場所
受験手数料10,400円
  • 受験案内および願書は、窓口と郵送の2つの入手方法がある。
  • 行政書士試験の申込は、郵送とインターネットの2つの方法がある。
  • 受験料は受験者負担となり、一旦払い込んだ受験料は自然災害により試験を実施しなかった場合などを除き、返金されない。

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目次

2024年度「受験案内および願書」の入手方法。書店でも受け取れる?

行政書士試験を受験するにあたっての第一歩として、「受験案内および願書」を入手しなければなりません。その入手方法につきましては、例年、2つの方法があります。

1つ目は、指定の窓口に出向き、受け取る方法です。2つ目は、郵送で受け取る方法です。なお、「受験案内」と「願書」は同一封筒に入っております。

窓口で受け取る

指定された配布窓口で受け取る方法についてですが、配布期間は例年、7月末から8月末です。

配布窓口は、各都道府県にいくつか存在しています。主な配布場所は、各都道府県の行政書士会や役所です。一部の地域では、書店でも受け取ることができます。

配布期間や配布場所の情報につきましては、例年7月初旬の試験の公示日に行政書士試験研究センターのホームページにて発表されます。土日祝日は配布していない場所もありますので、よく確認するようにしてください。

郵送で受け取る

郵送で受け取る方法ですが、行政書士試験研究センターに請求して郵送してもらいます。

郵送請求期間は、例年7月初旬から8月末です。郵送請求期間は、窓口での配布期間と異なりますので、注意しましょう。

また、郵送で受け取る場合には、140円分の切手を貼った宛先明記の返信用封筒も準備して、封筒の表には朱書きで「願書請求」と記載する必要があります。

郵送請求後、願書の送付は7月下旬から順次行われます。

2024年度行政書士試験の申込方法。インターネットも可能?

次に、行政書士試験の申込方法ですが、こちらも2つの方法があります。

1つ目は、上記のように、「受験案内および願書」を入手して郵送で申し込む方法です。

2つ目は、インターネットから申し込む方法です。最近の資格試験は、インターネットで申し込みできる場合が多いのですが、行政書士試験も同様に、インターネットでの申し込みが可能です。

郵送による申し込み

郵送による申し込みの受付期間は7月末から8月末までの約1か月間です。受付締切日の消印有効になります。

願書の中には、行政書士試験案内、アンケート、発送用封筒が入っており、B又はHBの黒鉛筆で書く必要があります。住所や名前などの欄の他、写真を貼る欄もあります。

写真は、縦4センチ×横3センチ、そのうち顔の大きさが約2.5センチ~3センチのカラー写真が必要になりますので、間違えないように準備しましょう。

また、受付郵便局の日附印がある「振替払込受付証明書(お客さま用)」も貼付します。

不備のある願書は受け付けてもらえないため、願書が出来上がりましたら、何度か見直しをするようにしましょう。

インターネットによる申し込み

インターネットによる申し込みの受付期間も7月末から8月末ですが、郵送による受付期間とは異なりますので、ご注意ください。

また、インターネットによる申し込みは、時間で締め切られます。例年最終日17時までとなっており、17時を過ぎましたら、入力中であっても申し込みできなくなりますので、時間に余裕を持って申し込みをしましょう。

ちなみに、インターネットからの申し込みとはいえ、スマートフォンやタブレット端末からの申し込みはできないため、パソコンから申し込むようにしましょう。

こちらも、写真が必要になりますので、事前に撮って用意するようにしましょう。写真は、顔の大きさが全体の4分の3程度あるもので、画像データの大きさは高さ:幅の比率が4:3という指定があります。

申し込み時および申し込み後の注意点

申し込み時の注意点として、郵送での申し込みの場合には、郵送前に願書をコピーしておくと良いかと思います。

申し込み後に何かしら問題があったときに、自分でも記載内容をすぐに見られるようにしておくとスムーズだからです。

インターネットでの申し込みの場合には、申込完了画面を写真に撮ったりして、記録に残しておくことが大切です。申し込み完了後登録したメールアドレスに届くメールも、大切に保管しておきましょう

申し込み後の注意点として、受験料は例年10,400円ですが、払込みに要する費用(振込手数料等)は、受験申込者の負担です。

一旦払い込まれた受験料は、地震や台風等自然災害により、試験を実施しなかった場合などを除いて、返金されないため、受験料を支払ったあとに受験を辞退する場合には、注意してください。

また、申し込み後に氏名や住所の変更、氏名の漢字や生年月日など記載内容に訂正がある場合は、すぐに変更しましょう。

行政書士試験研究センターのホームページにあります「氏名・住所等変更届」を印刷して記載したのち、郵送又はFAXですぐに送るようにしましょう。

結婚等で氏名の変更があった場合は、運転免許証の写し等、本人であることを確認できる書類を添付します。

住所を変更した場合は、最寄りの郵便局へ「転居届」を提出して、すぐに転送手続きをしましょう。受験票が新住所に届かない、ということにならないように注意しましょう。

受験申し込み後の流れ

受験申し込み後は、(1)受験票の交付(2)試験本番(3)合格発表(4)合格証書交付という流れで進んでいきます。ここでは、それぞれの段階の詳細や注意点について説明していきます。

(1)受験票の交付

受験票の交付日は、例年10月下旬に発送されます。

普段あまり郵便ポストを見ないという方も、10月下旬からは、郵便ポストを頻繁に確認するようにしましょう。

発送日から1週間過ぎても受験票が届かない場合には、すぐに行政書士試験研究センターまで連絡するようにしましょう。

(2)試験本番

試験日は例年11月の第2週目の日曜日です

2024年度の試験日・集合時間・試験時間は、正式な発表を待つまでは分かりませんが、例年どおりであれば試験日は11月10日(日)となります。

集合時間は午後12時20分。

試験時間は午後1時~午後4時の3時間となります。

試験科目は、法令科目と一般知識科目があります。

法令科目は、基礎法学及び法令、憲法、行政法、民法、商法で、択一問題と多肢選択式問題、記述式問題があります。大幅な民法改正がありましたので、民法に関しては、新法による出題となります。

一般知識科目は、政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解で、全て択一問題です。

合格基準は、300点満点中6割の180点以上です。うち、法令科目で5割の122点以上、一般知識科目で4割の24点以上必要になります。

試験当日は早起きして、集合時間に遅れないよう、時間に余裕を持って準備をして、出発しましょう。

当日の朝は、筆者個人としては学習しない方がおススメです。

もう十分勉強した、きっと大丈夫、と自分に言い聞かせて、とにかく忘れ物をしないよう何度も何度も持ち物チェックをするようにしましょう。

忘れ物をしてしまうとそれだけで気持ちが乱れてしまいます。

試験会場が遠い場合は特に、公共交通機関の遅延等の可能性も考えて、早めの行動が大切です。

ちなみに、筆者が試験会場に着いたのは、12時前でしたが、試験会場であった大学内が非常に広く、わたくしの試験番号の含まれている棟が遠く、わかりづらく迷ってしまいました。結局、着席できたのは、12時20分ギリギリで、気持ち的にもだいぶ焦ってしまいましたので、そのようなこともあると思って行動していただければと思います。

試験会場までは、公共交通機関を利用しましょう。

車で来て、近隣の駐車場等に停めることは、禁止されているので注意してください。

試験時間は3時間と長く、午後からの試験であるため、昼食はしっかりと摂っていきましょう。

空腹では、脳が活性化しません。緊張で食欲がわかなくても、何かしら食べるようにしましょう。

早めに着いた場合、周りで勉強をしている方もたくさんいるかと思うのですが、ここでも、あまり、ガッツリ学習するのは個人的におススメできません。

わからない問題や、覚えていない問題が出てきた場合、不安な気持ちになってしまいます。

そのため、自分が得意な部分のみ今一度確認するようにすると、自信を持って本番に臨めるかと思います。あとは3時間試験に集中して、今までの学習の成果を思いっきり発揮してください!

(3)合格発表

合格発表日は、例年1月末です。2024年度試験におきましては、2025年1月末になるかと思います。合格発表の方法は、2つあります。
  • 行政書士試験研究センターのホームページに掲載
  • 行政書士試験研究センター事務所の掲示板に公示

このうち、大体の方が、最初にインターネットで結果を見るかと思います。

現に、筆者も、行政書士試験研究センターのホームページより合格発表を見ようとして、発表時刻とほぼ同時にアクセスしましたが、アクセスが集中してなかなか見ることができず、結局、つながったのは30分後でした。

結果は早く見たい、、、と気になる方は多いかと思いますが、発表時刻すぐにインターネットで見る場合には、アクセスが集中することを覚悟しておきましょう。

ちなみに、東京都では、合格者の受験番号を東京都公報で公告されるとともに、東京都庁第二本庁舎でも掲示されています。また、合格発表後、合格不合格に関わらず、合否通知書が郵送で送られてきます。

(4)合格証書交付

合格者には、合格証書が2月中旬に発送されます。

合格証書は再発行できないため、紛失しないようにしてください。行政書士登録をする際など資格取得の証明になるものですので、大切に保管しましょう。

発送日より1週間経過しても届かない場合には、すぐに行政書士試験研究センターに連絡しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?2024年度の行政書士試験を受験予定の方やこれから行政書士試験を目指そうと考えていらっしゃる方は、この記事を参考に準備を進めていただけると幸いです。

7月に入ったら、試験の第一歩が始まるということを頭に入れておいていただき、こまめに行政書士試験研究センターのホームページなどをチェックしていただき、なるべく早めに申し込みをするよう心掛けていただければと思います。

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この記事の監修者は
福澤繁樹(ふくざわ しげき)

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【出身】千葉県
【経歴】明治大学法学部卒。行政書士、宅地建物取引士、マンション管理士。行政書士みなと合同事務所にて開業・日々業務を行っている。千葉県行政書士会所属。
【趣味】料理を作り、美味しいお酒と一緒に食べること
【受験歴】2000年の1回目受験で合格
【講師歴】2001年7月1日からフォーサイトで講師をスタート
【刊行書籍】「行政書士に3ヶ月で合格できる本」(ダイヤモンド社)
【座右の銘】見る前に跳べ
フォーサイト公式Youtubeチャンネル「行政書士への道」
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