初学者が独学で行政書士を目指す勉強法をご紹介

国家資格である行政書士は、八士業と呼ばれる資格の中でも取得難易度は易しいといわれています。受験資格もない資格だけに、誰でも簡単に合格できるというイメージがあるかもしれませんが、そう簡単な資格ではありません。

ここでは、特に法律知識を持たない方が、初めて行政書士試験を、独学で目指す際の勉強法を中心にご紹介していきましょう。

目次

初学者が選べる勉強方法は3つ

行政書士になるには国家試験に合格する必要があります。行政書士試験は比較的難易度の低い試験と言われていますが、試験範囲の広さや、その難易度を考えると、ある程度しっかりと準備しておかないと合格できない試験です。

特に法律知識のない初学者に方が、行政書士試験に挑戦する場合、基本的に3つの方法があります。

ひとつは資格取得専門の講座を開設している予備校に通学する方法、もうひとつが対策講座を開講している通信講座を受講する方法、そしてもうひとつが自分の力で、独学で勉強する方法です。

どの方法がベストというのは決めつけることはできませんが、それぞれの方法にメリットとデメリットがありますので、まずはそれぞれの勉強方法の特徴などを確認しておきましょう。

資格取得予備校に通学する

まずは予備校への通学です。デメリットを考えないのであればこの勉強方法がもっともポピュラーであり、もっとも合格率を高める方法といえるでしょう。

予備校への通学がもっとも合格率を高めるという理由が、勉強カリキュラムや講師陣の授業を生で受けられるという点です。予備校に通学すれば、予備校が合格への最短距離であると判断した、最適なカリキュラムで勉強を進めることができます。

また、その授業は専門講師から直接受けることができ、疑問点や不明点があれば、その場で講師に聞いて解決できるというメリットもあります。

行政書士試験を目指すテキストの面でも大きなメリットがあります。多くの予備校では、行政書士試験の専門家でもある講師陣が監修している、独自のテキストを使用して授業が進められます。

予備校にとって生徒の合格率は、翌年以降の生徒集めに直結することになりますので、ここで提供されるテキストは、市販のものよりも精度が高いものになります。このテキストを使用できるのは、その予備校に通学する方の特権であり、大きなメリットといえるでしょう。

環境面のメリットも考えられます。普段生活している自宅での勉強ではなく、予備校の教室に通学しますので、勉強をするしかない環境に身を置けることになります。さらにその周囲には、同じ目標を持つライバルであり仲間がおり、こういった仲間と切磋琢磨することでモチベーションの維持がしやすい環境にもなります。

メリットと同様にデメリットがあるのも事実。まず何より「予備校が通学可能圏内にあるか?」という大きな問題があります。資格取得をサポートする予備校の多くは、人口の多い都市部に集中しており、それ以外の地方部に住む方にとっては、そもそも予備校への通学が選択肢に入らないというケースも珍しくないでしょう。

通学という点では、通学の時間が必要ということもデメリットとなります。特に社会人として働いている方が行政書士試験を目指す場合、仕事を市ながら勉強をすることになります。仕事をしながらの勉強は、その時間の確保が難しく、通学時間のような移動時間は無駄になるという考え方もできます。

1度の通学で往復に1時間必要な場合、年間に45回授業があれば、それだけで45時間の無駄な時間を消費しなければいけなくなり、大きなデメリットとなります。

また、この記事を読んでいる社会人の方の中に、「残業が一切ない」仕事をしている方がどれだけいらっしゃるでしょうか?そういった方はほぼいないかと思います。予備校の行政書士講座の授業日に、残業が重なってしまったらどうなるでしょう?授業を受けることはできませんが、授業はスケジュール通りに進んでいきます。その分乗り遅れる可能性があるということです。

もちろん予備校側は、受講できなかった授業に関しては、動画にて配信する、DVDを配るなどの対応を行うと思いますが、それでは通信講座と変わりません。予備校に通学するメリットが一つなくなってしまうということになります。

通信講座と同じという話が出ましたが、授業料という点では大きな差があります。予備校の行政書士講座もいろいろとありますが、初学者が通うようなコースの場合、年間20万円ほどの予算が必要です。これはほかの勉強方法(通信講座・独学)と比較するとかなり高額となります。これもデメリットと考えることができるでしょう。

予備校通学のメリットがデメリットにもなるという点では、通学すると仲間がいるというのも危険なポイントです。仲間と切磋琢磨するだけであればメリットですが、仲間と進行を深めれば、それは遊び相手が増えるとも言い換えることができます。

授業の後食事に行くなどの機会が増えれば、自宅での予習・復習の時間が削られ、結果的に勉強効率が下がるということになりかねません。

このように予備校への通学には多くのメリットと同様にデメリットがあることも覚えておきましょう。

通信講座を受講する

通信講座のメリットは、予備校のメリットと重なる部分が多くあります。経験豊富な専門講師の授業が受けられる、そしてこうした講師が監修している専用のテキストで勉強できる、さらにその学習スケジュールも効率的なものが用意されているという点です。これは予備校と通信講座共通のメリットと考えていいでしょう。

さらに通信講座ならではのメリットを考えると、なにより通学をする必要がないということが挙げられます。上でも触れた通り、1年間通学をすると考えると、かなりの時間が通学時間として取られてしまいます。通信講座の場合、この時間を丸々勉強時間として使うことができるようになります。

さらに仕事上の残業などの影響も受けにくいというメリットもあります。通信講座は、自宅でマイペースで勉強することが可能です。そのためたまたま仕事で遅くなってしまった時は勉強時間を短くし、定時に上がれた日にその分長く勉強をするなど、柔軟な対応が可能となります。

そして通学が必要ないということは日本中どこでも、同じ条件での受講が可能ということになります。都市部に住んでいる方でも、離島に住んでいる方も、勉強する条件を同じレベルにできるというメリットもあるといえるでしょう。

デメリットという点では、まずコストの問題があるでしょう。もちろん予備校に通学することを考えれば、大幅にコストを削減することができますが、独学で挑む場合と比較すると、受講費用は安いものではありません。

行政書士講座を開講している通信講座は数多くありますが、コストの相場は1年間5~10万円ほど。この費用を高いと感じている方にとっては、大きなデメリットとなります。

勉強をする面でのデメリットは、モチベーションの維持が難しいという点が挙げられます。資格試験の勉強は、もちろん必要に迫られるケースもありますが、多くの場合自分の意志で始めるもので、絶対に取得する必要があるというわけではありません。

それだけにモチベーションの維持が難しいという問題が発生します。通信講座を受講する場合、勉強は自宅で一人で行います。この勉強が緒期間にわたると、徐々にモチベーションは低下していくでしょう。この対策を打つ必要があり、これもデメリットのひとつとなります。

もうひとつは勉強の中で壁にぶつかった時です。予備校に通学していれば、不明点や理解が難しい点は、講師に質問し解決することができます。しかし通信講座の場合は目の前に講師がいるわけではありませんので、解決にどうしても時間がかかります。そのため勉強効率という点では、やや劣ると考えることもできるでしょう。

独学で勉強をする

予備校にも通信講座にも頼らないとなると、自身で独学で行政書士試験合格を目指すことになります。独学の場合のメリットは、通信講座受講のメリットと共通する部分が多々あります。

通学する必要がなく無駄な時間を使わない、日本全国どこでも学べる、そして自分の仕事の都合なども考慮し、マイペースで勉強できることは、通信講座受講と共通するメリットとなります。

それ以外のメリットとしては、なによりコストがかからないという点が挙げられます。行政書士試験対策の参考書、問題集、模試の費用などを考えても、年間で必要な費用は2万円程度。ほかの勉強方法と比較すると、費用を抑えて合格を目指すことが可能です。

一方デメリットもいろいろと考えられます。特に初学者にとってはかなり厳しいデメリットもあり、このデメリットを克服できるかどうかが、合格できるかどうかに直結するといえるでしょう。

まずは専門講師による授業を受けることができないという点。初学者にとっては、行政書士試験対策の参考書を一読しても、何が書いてあるのかを理解することが難しいという問題があります。

行政書士試験の試験範囲は法律分野が中心であり、法律分野で使われるような単語、言い回しには独特なものがあります。専門講師の授業では、こうした独特な表現も分かりやすく解説してもらえますが、独学ではこの解説を聞くことができないという問題があります。

勉強スケジュールの面でもデメリットがあります。通信講座や予備校であれば、行政書士試験合格のために、対策が練られた効率的な1年間の勉強カリキュラムが組まれており、このカリキュラムに沿って勉強をしていくことになります。独学の場合は、このカリキュラムが存在しないため、自身で考えてスケジュールを組むことになります。初学者にとっては、このスケジューリングも非常に難しく、デメリットとなるでしょう。

ほかにも不明点の解決が自力となったり、そもそもテキストを選ぶ必要があったり、モチベーションの維持が難しかったりと、多くのデメリットが存在するのも事実でしょう。

初学者に必要な勉強時間

行政書士試験は、ほかの士業の国家試験と比較すれば、難易度の低い試験と言われています。しかし、法律知識のない初学者が受験するには、かなりハードルの高い試験であることも間違いありません。

そこで、勉強方法別に、どの程度の勉強時間が必要になるのかをまとめていきましょう。

予備校に通学する場合は300~500時間

多くの資格取得サポートの予備校が、行政書士講座を開設しています。その授業内容を確認すると、概ね1年間で200~300時間の授業時間が設定されています。

ただしこれは予備校での授業時間のみであり、自宅での予習・復習の時間が含まれていません。自宅学習の時間も含めると、300~400時間の勉強時間が必要でしょう。さらに予備校に通学するための時間も勉強時間に含めれば、ここにプラスして50時間ほど見込んでおく必要があるでしょう。

勉強時間を1年間と考えると、1日平均1時間~1時間30分ほどの勉強時間確保が必要です。1週間で考えると7~10時間ほど。勉強は毎日習慣づけることで効率が上がりますので、平日30分ずつ復習をし、週に1回1時間30分の授業を受講すると考えると、土日で3~7時間ほど集中的に勉強する必要があります。

通信講座の場合は500~700時間

通信講座の授業時間をチェックすると、授業時間は年間で400~500時間程度。通信講座の場合も、この授業に加えて予習・復習が必要ですので、実際の勉強時間は500~700時間程度でしょう。

通信講座は通学の必要がありませんので、通学時間を考慮する必要がありません。また、毎週決まった時間に講義があるわけでもなく、講義を受講するのは自分のペースで行えますので、毎日平均的に学ぶことも可能です。

年間で考えると、1日の勉強時間は1時間30分~2時間ほどとなります。講座受講時間が事由ですので、毎日平均的に勉強することができ、勉強を習慣づけるには最適な勉強方法といえるでしょう。

独学の場合は800~1,000時間

予備校や通信講座の場合、授業時間からある程度の勉強時間を想定することができます。しかし独学の場合は、一律で考えることが難しくなります。

初学者とはいえ、勉強への慣れなどにより勉強効率が変わりますが、おおよそで考えると800~1,000時間は見積もっておく必要があるでしょう。

1日平均で計算すると2時間30分~3時間ほど。とはいえすでにお仕事をされている社会人の方を考えると、1日の生活の中で3時間の勉強時間を確保するのは簡単なことではありません。

仕事からの帰宅が19時で、就寝時間が0時と考えるとその間5時間。この5時間の間に夕食を取り、入浴をすると考えると、3時間の勉強時間を確保するのはかなりシビアな設定となります。

最初から厳しい勉強時間の設定にしてしまうと、1年間長続きさせるのが難しくなりますので、毎日の勉強時間は2時間が最大でしょう。独学で行政書士試験を目指す場合は、平日毎日2時間、土日に合わせて11時間の勉強時間の確保が必要となります。

初学者におすすめの勉強スケジュールの組み方

独学で行政書士試験合格を目指すことは可能です。しかし1年間など短期間で合格を目指そうとすると、かなりの勉強時間が必要となります。

仕事で残業がある方、またほかの趣味の時間もほしいという方、家族サービスの時間が必要という方にとっては、相当効率的に勉強をしないと、短期間での合格は難しいといえます。

そこで考えておきたいのが勉強スケジュールの組み方です。ここでは、行政書士試験に限らず、初めて学ぶ勉強を、できるだけ効率的に進める勉強スケジュールの組み方を考えていきましょう。

効率的な勉強方法

まずは勉強方法の基本を押さえておく必要があります。特に事前知識がない分野を勉強する場合、もっとも避けるべき事態は、「何がわからないのか分からない」という事態です。何が分からないのかが理解できていないと、何を学べばいいかが分からなくなり、無駄な勉強を続けることになります。

そのためにポイントとなるのが、「一度試験範囲全体を勉強する」ということです。勉強するといっても、一度の勉強をすべてを把握する必要はありません。分からない部分があってもどんどん先に進めるのが重要です。

極端な話をしてしまえば、最初は参考書を読み進めるだけでもOK。できれば音読で、参考書を最初から最後まで読んでみましょう。

全体を通しで学ぶということを複数回繰り返していくことで、全体的にある程度の知識が身に付きます。この状態で過去問など、問題集に挑戦していきましょう。全体的な知識をある程度身に着けたうえで、演習問題に挑戦し、間違えた問題があれば、そこがあなたの弱点ということになります。

最初は弱点だらけかと思いますが、弱点をひとつずつ潰していくことで、行政書士試験合格に必要な知識が身についていくはずです。

ある程度弱点を克服できたとなれば、もう一度参考書を最初から最後まで学びなおします。しばらくの間、弱点以外の分野は学んでいなかったかと思いますので、その部分の知識が欠けていないかの再チェックが目的です。

行政書士試験の試験範囲は非常に広いので、最初から項目ごとに勉強→演習問題を繰り返し、少しずつ参考書を進めていくと、相当時間がかかります。勉強を効率化するためにも、まずは自分の弱点を把握することから始めましょう。

大きなスケジュールと小さなスケジュールを組む

これも勉強スケジュールの組み方としては基本的な考え方ですが、勉強スケジュールは大きなスケジュールから小さなスケジュールまでしっかりと組むのが重要になります。

まずは大きなスケジュール。最大のスケジュール(目標)は、例えば1年間で行政試験に合格することです。そこから半年でどの程度進めるかを考え、半年ごとの勉強スケジュールを組みます。

この要領で1ヶ月の目標、1週間の目標、そして毎日の目標を設定し、その目標をクリアできるためのスケジュールを組んでいきましょう。

例えば最初の1ヶ月で参考書を2周勉強すると決めた場合、2週間で1周する必要があるということになります。つまり1週間で参考書半分。参考書が280ページあれば、1週間で140ページです。

毎日平均的に勉強するとすれば、1日参考書20ページ分を勉強するということになります。こうして1日単位のスケジュールを細かく組むことが重要です。

毎日のスケジュールまで細かく組むことは、特に独学で勉強をする方にとっては大きなポイントとなります。それがモチベーションの維持管理につながるからです。勉強のモチベーションが低下する理由の一つに、「ゴールが見えない」という点が挙げられます。

繰り返しになりますが、行政書士試験の出題範囲は広大です。それだけにゴールが見えにくい傾向にあります。こうなると徐々にモチベーションも低下する可能性があります。

その低下を防ぐ効果が期待できるのが、毎日の勉強スケジュールです。毎日の勉強スケジュールを組むことで、このスケジュールを毎日クリアする達成感です。この達成感を感じるためにも、勉強スケジュールは小さなスケジュールまでしっかり組むようにしましょう。

試験日から逆算してスケジュールを組む

勉強スケジュールの組み方でもうひとつ重要なポイントとなるのが、試験日から逆算したスケジュール作りです。勉強スケジュールを組むということは、最終的に何かしらの目標があるということ。

勉強スケジュールを組むときに、「1日にこれくらい勉強ができるから」と前から組んでいくと、目標に到達することが難しくなったり、ただただ漠然と勉強をする毎日になってしまいます。

例えば「1年後に行政書士試験に合格する」というゴールを定めたら、そのためにどのくらい勉強をする必要があるのかを計算し、逆算で組むのが重要です。

また、スケジュールは一度組んで終わりではありません。例えばスケジュール通り勉強が進み、参考書を一周勉強できたとします。このタイミングで自分の弱点もある程度把握できるかと思います。

特に初学者の方は、一番最初にスケジュールを組むときは、何が得意で何が苦手かはっきり分からないままスケジュールを組んでいます。この当初のスケジュールは、自分んお得手不得手がはっきりしたら組みなおすのが自然な流れでしょう。

自分の実力が分かり、何を学ぶべきかが判明したら、その情報をもとに二たっび逆算でスケジュールを組みなおしましょう。そのためにも、まずはひと通り勉強して、自分の弱点を把握することが重要になってくるのです。

勉強ノートの作り方

独学で勉強をするとなると、重要になるのが勉強のためのノート作りです。この勉強ノートは、勉強を効率化するとともに、後に復習をするときにも役立つもので、自分で作成した手作りの参考書ともなるものです。

この勉強ノートにも、勉強効率を高めるポイントがありますので確認しておきましょう。

勉強ノートは丁寧に作るもこだわりすぎない

最初にも触れた通り、勉強ノートは後に復習の際にも使用するものです。そのため後で見返しても分かりやすくまとめられていることが重要になります。

勉強ノートを作成する場合は、ある程度の色分けを使用したり、単元ごとに分かりやすくまとめたりと、丁寧に作成する必要があります。勉強ノートを丁寧に作成するには、そのノートに書かれている項目を、しっかりと理解していることが求められます。

あやふやにしか理解していないと、ノートとしてまとめることが難しくなり、構成が見辛くなったり、やたらページ数が増えたりしてしまいます。

丁寧で簡潔にまとめられているノートを作ることは、勉強していることに関する理解度を深める効果も期待できるということになります。

ただし、ここで注意したいのが「丁寧にこだわりすぎない」という点です。相反することを書いているようですが、この力加減が重要なポイント。ノートを丁寧に作ることにこだわりすぎると、頭の中の意識が「丁寧に作る」ことに集中してしまい、せっかく勉強していることを覚えることの邪魔になってしまう可能性があります。

この勉強ノートは他人に見せたり、どこかで発表するためのものではありません。勉強ノートを使うのはあくまでも自分ひとりとなりますので、自分が見返すときに見やすい程度に丁寧な作りとなるよう心がけましょう。

勉強ノートのポイントは余白と付箋

勉強ノートの作成でポイントとなるのが「余白」を作ることです。ノートの1ページを使う場合、左右が7:3になるような位置に縦線を引き、勉強ノートとして使うのは左側の7割。右側の3割は余白として残します。

この余白は後に復習をして見返すときのメモ書き欄になります。復習をするということは、特に自分が苦手な分野が多くなります。苦手な分野を学びなおすときは、ほかの分野の知識と結びつけながら学ぶのが効果的。それをするためには、勉強ノートに余白を作り。後でメモ書きをできるようにしておくのがおすすめです。

もうひとつポイントとして挙げておきたいのが付箋の使い方です。付箋は何度も貼り直しができる文房具です。その特性を勉強に活かしましょう。

余白の部分にメモ書きをする時に、この付箋を利用する、もしくはメモ欄がすでに埋まっている場合に利用できる文房具になります。

付箋の中には、正方形の形のものがあります。こういった大きな付箋には、ある程度まとまった情報を書き込むことができ、非常に便利に使えます。自分の苦手なポイントを付箋にまとめておくと、いろいろなページに貼り直しても使えます。

また、付箋には色がついていますので、単なるメモ書きよりも目立つので、特に注意したいポイントなどに使うことでも有効です。

独学で勉強をする場合のモチベーション維持方法

独学で資格取得を目指す場合、もっとも考えておかないといけないのがモチベーションの維持です。学生時代のテスト勉強や、受験勉強に関しては、やらなければいけないことでした。しかし資格取得に関する勉強は必要に駆られるものではありません。

特に行政書士の資格は企業内で活かせる資格ではなく、独立開業が前提になる資格です。つまり勤務先から取得を推奨される資格でもなければ、昇進にかかわる資格でもありません。

周囲から取得を勧められるものでもなく、自分の意志で取得を目指す資格であり、自分の意志が折れてしまえば、目標を達成するのは難しくなります。

そうならないようにモチベーションを維持する方法についてまとめておきましょう。

行政書士を目指す方の勉強ブログなどを読む

行政書士の国家試験は、司法書士や弁護士、社会保険労務士などと比較すれば難易度が低い試験です。そのため、実際に独学で行政書士試験に合格したという先輩は数多くいます。そういった先輩の中には、実際にその時のことをブログなどでまとめている方もいます。こうした先輩のブログを読むのは、モチベーション維持も含め大きな効果があります。

まずはその勉強方法が参考になることがあります。独学での勉強法は、基本的に独自のスタイルに偏りがちです。それが正しい場合もありますが、ほかにもいい勉強法がある可能性は当然あります。そんな時にヒントになるのが、先人の知恵です。

また、勉強法だけではなく、仕事が忙しい時にどのように勉強時間を確保するのか、勉強が行き詰ったときの対処法などを知ることもできます。

こうした成功者の話を読むことは、自身のモチベーション維持にもつながるため、勉強の息抜きなどにはおすすめの方法です。

行政書士試験合格者の方の体験談やその後の様子を知る

モチベーションを維持する方法として、自身の将来的な成功をイメージする方法があります。そのために、すでに行政書士として活躍しているブログやSNSを見ることが効果的になるケースがあります。

モチベーションが落ちているということは、言い方を変えれば行政書士になりたいという思いが薄くなっているということになります。そこで行政書士として成功している話を知ることで、もう一度行政書士になりたいという思いを持つことができます。これでモチベーションを回復させることができるでしょう。

行政書士試験合格後の勉強も重要

行政書士試験に向けて長い時間をかけて勉強をし、試験に合格をすれば晴れて行政書士として働くことができるようになります。こうなるともう勉強の苦労からは解放されて、あとは業務にまい進するだけと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。

行政書士という資格は、特に合格後の勉強が大切になる資格と言われています。その理由と、どのような勉強が必要になるのかを解説していきましょう。

実地経験なしで開業する方がほとんど

国家資格の多くは、試験に合格後に研修を受けたり実務経験を積まないと、その資格を活かした業務ができないことがほとんどです。しかし行政書士の資格に関しては、試験合格後に実務経験などに関する定めがありません。

また、行政書士は、企業内に勤めながら、資格を活かして活動することはできません。行政書士としての業務を行うには、行政書士法人に勤務するか、自分で独立開業をするしかないということになります。

行政書士法人はそれほど多くなく、求人も限られているものです。そのためほとんどの方が、行政書士としての実務経験なしでいきなり開業という形になります。

実務経験なしで開業をするということは、行政書士としての業務だけではなく、事務所を経営することや仕事を取るための営業活動についてなども同時に学んでいかないといけないということになります。

新たな法改正に対応する必要がある

行政書士が業務で関わる分野は多岐にわたります。それだけ幅広い法律知識が必要となりますが、ここにも勉強のポイントがあります。

法律は一度決まったものが永遠に変わらないということはありません。時代に合わせてどんどん法改正が行われます。行政書士はいろいろな法律知識に関してアンテナを張り、法改正に合わせて知識をアップデートをしていく必要があります。

自身の得意分野の知識に磨きをかける

行政書士の業務は、行政機関などに提出する書類の作成業務の中心です。そのため、多くの場面で活躍する資格ではありますが、それだけに勉強しておくべきことがあります。

行政書士のライバルは多く、いろいろな分野の業務を一括で請け負うということはあまりありません。自身の得意分野を作り、その分野の中で活躍することが中心になります。

そのため、自身が得意とする専門分野の情報に関する勉強が必要になります。単に勉強するだけではなく、最新のニュースなどにも注目する必要があります。

まとめ

行政書士試験は、国家資格の中では比較的難易度が低い試験といわれています。とはいえ、それほど簡単に合格できるものではありません。独学で行政書士試験を目指すのは、不可能ではありませんがかなり難しい挑戦といえるでしょう。

独学で行政書士を目指しう場合は、スケジュール管理やテキスト選び、モチベーション維持に関して工夫をしていく必要があります。

自分なりの勉強法を見つけたり、行政書士試験に合格した先輩のブログやSNSを参考にするなど、自分なりの工夫をして勉強を進めていきましょう。

また、行政書士は試験に合格した後の勉強も重要になります。法改正に関する情報や、自身が得意とする分野の情報収集や勉強は常にするように心構えしておきましょう。