【厳選9選+1】男性に人気のおすすめ資格徹底紹介

2020年代に入ると「人生100年時代」という非常に怖い単語が使われるようになりました。

人生が100年続くと考えると、60歳で定年を迎えてからさらに40年という時間が残ることになります。もちろんこの期間働かずとも生活できるという方はほんの一部でしょう。

現在現役で働いている男性の方は、まだまだこの先長く働いていく必要があります。

妊娠や出産で仕事を中断せざるを得ない女性が多い中、こうした経験をしない男性は、継続的に長期間働き続ける必要があります。

そんな男性には資格の取得がおすすめ。特に信頼度の高い国家資格、キャリアアップや収入アップに繋がる資格の取得がおすすめとなります。

この記事では特に男性の方におすすめの資格を10種類紹介。どの資格も人気が高く将来性もある資格ですので、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか?

特に男性におすすめしたい資格のポイント3点

男性におすすめする資格のポイントは、取得できるかどうか、長期間使える資格かどうかという点です。

男性は一度社会に出てから長期間働き続ける必要があります。定年までを考えても40年ほど、定年後も働くと考えれば50年以上働き続ける可能性もあります。この長い期間価値が変わらないというのがおすすめのポイントです。

取得できるかどうかというのは、資格取得のための勉強が、男性が社会人として働きながらになるケースが多いからです。

このあたりを意識しつつ、注目すべきおすすめポイントを見ていきましょう。

キャリアアップや転職で収入アップを目指せる

男性が外で働き、女性が家庭を守る。そういった時代ではなくなっているとはいえ、それでも男性が家庭の収入の中心であるというケースはいまだ多いかと思います。

当たり前の話ではありますが、男性の収入は多いに越したことはありません。男性が資格取得を目指すのであれば、この収入に好影響を与えるような資格がおすすめとなります。

男性が資格を取得することで、今の仕事よりも好条件の仕事に転職できたり、今の仕事の中でもキャリアアップが図れたりといった点に注目して資格取得を目指すのがおすすめです。

将来の独立開業が視野に入る

男性が定年退職後も働くと考えた場合、どんな仕事をするのかが問題となります。今勤めている会社で、定年後も嘱託社員として採用してもらえるのであれば、それを頼るのもおすすめの方法ですが、将来的にこの嘱託の採用があるかどうかというのも不安が残るところです。

そこでせっかく男性が資格取得を目指すのであれば、将来的に独立開業ができる資格を取得するというのもおすすめポイントの一つとなります。

特に国家資格の中には、この独立開業に向いている資格もあるため、男性として将来的な働き方の選択肢を増やすという点でも、この独立開業というキーワードは考えておきましょう。

働きながら取得が目指せる

最初に触れたとおり、男性が社会人となってから資格取得を目指すということは、働きながら資格取得のための勉強をするということになります。

仕事をしている男性の方は分かるかと思いますが、毎日の仕事をしながら勉強時間を確保するのは簡単ではありません。自分にどの程度の余暇時間があるのか。このあたりを意識して取得する資格を、勉強時間の点から考えるのも重要なポイントです。

将来的にも有用な資格だからと言って、特に勉強したことがない男性社会人の方が、いきなり司法試験に挑むといってもこれは現実味がありません。医師免許なども同様です。

まずは自分の生活を考え、その中で取得できる資格から、最適な資格を選ぶのがおすすめとなります。

男性におすすめしたい人気資格9選+1

では、男性におすすめしたい資格を厳選して9つ紹介しましょう。さらに資格ではありませんが、挑戦するのがおすすめとなる試験も1つ紹介します。

資格は現実的に取得を目指せ、しかも男性にとって需要の高い人気資格を中心に選びました。まずはそのおすすめ資格・試験をひとまとめで紹介しましょう。

資格名称 独立開業 受験資格 必要な勉強時間
社会保険労務士 アリ 800~1,000時間
行政書士 ナシ 1,000時間
中小企業診断士 1,000~1,400時間
宅地建物取引士 × ナシ 300~500時間
司法書士 ナシ 3,000時間
マンション管理士 × ナシ 600時間
管理業務主任者 × ナシ 500時間
ファイナンシャル・プランニング技能士 300時間
危険物取扱者 × 20~100時間
公務員試験 × アリ 500時間

おすすめの資格は上記の通り。表中で△マークにしたポイントなどを中心に各資格のおすすめポイントなどを紹介していきましょう。

社会保険労務士

正式名称社会保険労務士
資格種類国家資格
分野法律
試験実施団体全国社会保険労務士会連合会(厚生労働大臣から事務を委託)
試験形式筆記
受験資格学歴
・4年制大学で一般教養科目の学習が終わった人
・4年制大学で62単位以上を習得した人
・短期大学か高等専門学校を卒業した人
・就業年限が2年以上
 かつ課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了

資格
・司法試験予備試験に合格した人
・行政書士の資格を持っている人
試験日2023年8月27日(日)
受験料15,000円※非課税
受験者数(2023年度)42,741人
合格者数(2023年度)2,720人
合格率(2023年度)6.4%
フォーサイト合格率(2023年度)26.4%
偏差値65
社労士・社会保険労務士について詳しくはこちら

社会保険労務士は、雇用者と労働者の間で起こる諸問題の解決の手助けをできるようになる男性におすすめの国家資格。労働法や雇用法などの知識が豊富で、給与計算などの事務作業能力の証明もできる資格です。

社労士試験には大卒など受験資格があるため、ある程度挑戦できる方は限られますが、非常に活用しやすい資格としておすすめです。その理由は、企業に勤務しながらでも士業としての業務を行うことができるという点です。

一般的な士業の資格は、各協会などに登録を行い、独立開業をして初めて士業としての業務を行うことができます。しかし社労士は企業内でも活躍が可能。そのため社労士資格を持つ方向けの求人も多く見受けられます。

もちろん将来的な独立開業も可能。そもそも取得が難しい難関資格ですので、社労士資格を持っているというだけでも社内評価が高まる資格となります。社内評価が高いということは、転職などでも有利ということ。長く働く必要がある男性に特におすすめの資格といえます。

行政書士

正式名称行政書士
資格種類国家資格
分野法律
認定団体総務省
試験形式筆記試験
受験資格学歴・年齢・性別・国籍に関係なく受験可能
試験日令和5年11月12日(日)
午後1時~
受験料10,400円
受験者数(令和4年度)47,850人
合格者数(令和4年度)5,802人
合格率(令和4年度)12.13%
フォーサイト合格率(令和3年度)54.1%
※バリューセット2
偏差値62
行政書士について詳しくはこちら

官公署などに提出する書類の作成、およびその書類の提出代行などの独占業務を持つ行政書士。特に男性の方から人気の高い法律系のおすすめ国家資格となります。

行政書士としての業務を行うには、独立開業が基本となります。各都道府県の行政書士会に登録し、自身で事務所を開業するのが活動の基本パターンです。

とはいえ、行政書士資格を取得しているというのは、一般企業でも大いに活躍が可能です。行政書士資格を持つということは、民法を中心に豊富な法知識を持つことの証明になります。法務部門など法知識が求められる部門では非常に重宝される資格です。

また、行政書士資格には更新や有効期限はありませんので、男性の方が将来的な独立開業を目指すこともできますので、この点もおすすめポイントとなります。

行政書士資格合格の難易度について解説|エーマッチ

中小企業診断士

正式名称中小企業診断士
資格種類国家資格
分野法律
認定団体日本経営士協会
試験形式筆記試験
受験資格1次試験:特になし
2次試験:第1次試験合格者
試験日1次試験 8月上旬頃の2日間
2次試験 10月下旬
口述試験 12月中旬
受験料1次試験 13,000円
2次試験 17,200円
受験者数(2022年)1次試験:17,345人
2次試験:8,712人
合格者数(2022年)1次試験:5,019人
2次試験:1,625人
合格率(2022年)1次試験:28.9%
2次試験:18.7%
フォーサイト合格率(2022年)60%
偏差値67
中小企業診断士について詳しくはこちら

中小企業などの企業経営に関して、アドバイスなどができるようになる男性に人気のおすすめ国家資格。特にコンサルティング業界などで働く方におすすめの資格です。

中小企業診断士資格の取得は広くどの業界でもメリットとなります。中小企業診断士資格を取得することで身につくのは、企業経営や経済学の専門知識。どの企業も従業員がこうした専門知識を持っていることは心強いものです。

当然転職などでも有利になるケースが多く、さらに中小企業診断士を資格手当の対象としている企業も多くなります。現状よりも収入アップ、キャリアアップという点でもおすすめの資格です。

将来的には独立開業も可能であり、将来性も高い男性に人気の資格です。

宅地建物取引士

正式名称宅地建物取引士
資格種類国家資格
分野不動産
認定団体国土交通省
試験形式マークシート
受験資格学歴・年齢・性別・国籍に関係なく受験可能
試験日2023年10月15日(日)
13時~15時
受験料8,200円(予定)
受験者数(2023年度)233,276人
合格者数(2023年度)40,025人
合格率(2023年度)17.2%
フォーサイト合格率(2023年度)76.1%
偏差値55
宅地建物取引士・宅建士について詳しくはこちら

不動産取引の現場で、重要事項説明を行うという独占業務を持つ宅地建物取引士は、一般的には宅建士とも呼ばれる、特に若い男性に人気の資格です。

受験資格はなく誰でも挑戦でき、資格を取得することで不動産業界、特に営業職で活躍できる資格です。

この不動産業界の営業職は、収入が高い業種としても知られています。この業種では歩合制を採用している企業が多く、結果を残すことができれば、それだけ自身の収入に反映させることができます。不動産営業の仕事は体力的にキツい部分もありますので、男性の方におすすめの仕事といえます。

独立開業という点では、この資格だけでは難しいところ。しかし、街中で見かける不動産屋さんのような、不動産仲介業の事務所には、設置義務がある資格でもあり、不動産仲介業を始めるにあたってはぜひ取得しておきたいおすすめ資格となります。

司法書士

正式名称司法書士
資格種類国家資格
分野法律
団体法務省 東京法務局
試験形式筆記・口述試験
受験資格制限なし
試験日筆記試験・7月上旬
口述試験・10月下旬
受験料8,000円
受験者数(2023年度)13,372人
合格者数(2023年度)695人
合格率(2023年度)5.2%
フォーサイトの合格率(2023年度)15.4%
偏差値78
司法書士について詳しくはこちら

不動産や法人などの登記を行うという独占業務を持つ司法書士資格。さらに認定司法書士となれば、少額訴訟の代理人にもなることができるなど、非常に活躍の場が広いおすすめの国家資格です。

受験資格がなく誰でも挑戦できる資格ではありますが、その難易度は非常に高く、かなりしっかりとした勉強計画と、ある程度の勉強期間の確保が必要になります。

将来的には独立開業も可能な資格であり、時間に余裕がある、難関資格に挑戦したいという男性の方には特におすすめしたい資格となります。

マンション管理士

正式名称マンション管理士
資格種類国家資格
分野不動産
認定団体国土交通省
試験形式マークシート
受験資格年齢・性別・学歴など資格の制限はなし
試験日試験日:例年11月の最終日曜日
受験料9,400円(非課税)
受験者数(2023年度)11,158人
合格者数(2023年度)1,125人
合格率(2023年度)10.1%
フォーサイト合格率(2023年度)31%
偏差値62
マンション管理士について詳しくはこちら

不動産管理を行う業界では取得が推奨される国家資格。受験資格がなく誰でも挑戦できる資格であり、男性人気も高いおすすめ資格です。

キャリアアップという点でも注目度が高く、この後紹介する管理業務主任者とともにダブルライセンスを目指す男性の方が多い資格です。

マンション管理士はその特性上、自分のプライベートでも活用可能。マンションに住んでいる方は、マンション管理士の知識を活かして、管理組合などの活動にもプラスになります。

管理業務主任者

正式名称管理業務主任者
資格種類国家資格
分野不動産
認定団体一般社団法人 マンション管理業協会
試験形式四肢択一式
受験資格制限なし
試験日12月の第1日曜日
受験料8,900円
受験者数(2022年度)16,217人
合格者数(2022年度)3,065人
合格率(2022年度)18.9%
フォーサイト合格率(2022年度)67.6%
偏差値55
管理業務主任者について詳しくはこちら

マンション管理士と管理業務主任者は非常に似た部分が多い資格です。違いを簡単に説明すると、マンション管理士は、マンションの住民が作る管理組合の運営に対して助言ができる資格、管理業務主任者は、マンションを管理する側が持つべき資格という点です。

当然管理業務主任者も不動産管理業界で活躍できる資格であり、資格を取得することでキャリアアップを目指せる資格でもあります。

マンション管理士と管理業務主任者の試験の出題範囲は被っている部分が多いので、同時に2つの資格を取得するというのもおすすめです。

ファイナンシャル・プランニング技能士

正式名称ファイナンシャル・プランニング技能士
資格種類国家資格
分野金融
認定団体厚生労働省
試験形式筆記、マークシート、口頭、面接
受験資格FP2級:以下のいずれかに該当する人
・3級FP技能検定の合格者
・FP業務の2年以上の実務経験者
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
・日本FP協会認定の「AFP認定研修」を終了した人
試験日FP2級〜3級
年に3回(5月・9月・1月)に実施
受験料FP2級
学科:4,200円
実技(個人資産相談業務):4,500円
実技(保険顧客資産相談業務):4,500円
受験者数(2023年1月)FP2級
学科試験 29,466人
実技試験 23,994人
合格者数(2023年1月)FP2級
学科試験 16,537人
実技試験 14,283人
合格率FP2級
学科試験56.12%
実技試験59.53%
フォーサイト合格率(2023年1月)FP2級
学科試験:93.8%
偏差値38〜57
ファイナンシャルプランナー・FPについて詳しくはこちら

一般的に「FP(ファイナンシャル・プランナー)」と呼ばれる方々が取得している国家資格がファイナンシャル・プランニング技能士資格です。独占業務こそありませんが、公に「FP」を名乗れるのはこのFP資格を持つ方だけという名称独占資格となります。

FP資格には1~3級の資格があり、実務で活用するのであれば2級以上の取得がおすすめとなります。2級以上を受験するには、資格取得や実務経験などの受験資格が必要であり、2級取得を目指す場合は、どのように受験資格を満たすかも考える必要があります。

顧客の資産運用や、ライフプランニングに関して助言ができる資格ですので、仕事で活用できるのはもちろん、自身の生活でも活用できる知識を身に着けることができます。

独立開業向けの資格というわけではありませんが、工夫次第では独立も可能な資格であり、この点でもおすすめとなります。

危険物取扱者

正式名称危険物取扱者乙種4類
資格種類国家資格
分野工業
認定団体都道府県知事
試験形式マークシート
受験資格特になし
試験日随時
受験料4,500円
受験者数(令和4年度)223,009人
合格者数(令和4年度)70,211人
合格率(令和4年度)31.5%
フォーサイトの合格率-
偏差値45
危険物取扱者について詳しくはこちら

文字通り、発火や爆発の可能性がある危険物取り扱えるようになる国家資格。甲種・乙種・丙種に分かれており、それぞれ扱える危険物にも違いがあります。

危険物を取り扱う現場では男性の求人が多いため、特に男性におすすめの資格といえます。

実務で活用することを考えるのであれば乙種以上の資格取得がおすすめ。ちなみに乙種・丙種には受験資格がありませんが、甲種資格には受験資格がありますので確認しておきましょう。

上の表で必要な勉強時間を紹介していますが、その範囲が広いのは甲種と丙種ではかなり難易度が違うためです。自身がどの種を目指すかで勉強時間も変わってきます。

公務員試験

正式名称公務員 一般職試験(大卒程度)
資格種類国家資格
分野公務員
認定団体国,地方公共団体
試験形式筆記試験
受験資格5種類の要件あり
試験日随時
受験料基本無料(例外あり)
受験者数(2023年度)26,319人
合格者数(2023年度)8,269人
合格率(2023年度)-%
フォーサイトの合格率(2023年度)-
偏差値64
公務員試験について詳しくはこちら

資格試験というわけではありませんが、特に若い男性の方におすすめしたいのが公務員試験です。公務員になるには、この公務員試験に合格する必要があり、また受験には年齢や学歴などの条件があります。

公務員になったからといって、高収入が目指せるというわけではありませんが、その代わりに非常に安定した収入は確保できます。また、職歴により着実に収入がアップしていくのも魅力の一つでしょう。

定年まで安定して働けるうえ、公務員は社会的信用も高いため、定年後の職探しの際も高評価を得られることが多いのも特徴。長く働く必要がある男性には特におすすめしたい試験となります。

資格取得を目指す前に検討しておくべきポイント

男性の方が、将来の働き方、現時点での収入アップやキャリアアップのために資格を取得するのは非常におすすめです。資格を取得する前には、どの資格を目指すか検討する必要がありますが、そんな検討時に意識しておきたいポイントがあります。

上で紹介した「男性におすすめする資格の特徴」と被る点もありますが、非常に重要なポイントですので、改めて確認しておきましょう。

取得してメリットがある資格かどうかをよく確認する

資格の取得といっても、ここで紹介する資格は国家資格であったり、将来性のある資格であったりという特徴があります。そんな資格取得にはある程度の勉強時間、勉強期間が必要です。

それだけの時間をかけて取得する資格ですから、まずは何より男性が自身の仕事で活用できるかどうかという点が大きなポイントとなります。

資格は取得することが最終目標ではありません。取得自体はむしろスタート地点であり、最終目標は取得した資格を活かしてどのように働いていくかという点です。

今就いている仕事で活躍できる資格や、これから転職する方は、その業種で活躍できる資格を取得するのがポイント。資格取得がメリットとなるかどうかをしっかりと見極めるのが重要。活躍できる資格を見つけたら、悩む前に取得に向けて行動を起こすのがおすすめです。

資格取得のための勉強時間を現実的に確保できるかどうか

上記の通り資格取得には勉強時間が必須となります。自分が働きながらどの程度の勉強時間を確保できるのかということを見極めるのも重要です。

特に30代以上の男性の方は、会社でもある程度責任のある役職に就いているケースも多いかと思います。責任のある仕事を任されているということは、それだけ自分の時間も少なくなるということにもなります。男性は特にしっかりと自分の時間を管理する必要があります。

ちなみに勉強時間を考える場合は、毎日少しずつでも良いので勉強することを想定しましょう。勉強は毎日続けることでその効率がアップします。毎週末のみ勉強時間に充てるというのは効率的ではなくおすすめできません。

ちなみに平日1日1時間、週末1日5時間の勉強時間を確保した場合、1年間でおよそ750時間ほどの勉強時間を確保することになります。

上の表で紹介した資格取得に必要な勉強時間を参考に、どの程度の期間勉強をすれば取得できるのかも考えて資格を選ぶようにしましょう。

資格取得には通信講座がおすすめ

特に仕事をしている男性の方が資格取得を目指すのであれば、おすすめとなるのが通信講座の利用です。資格取得の勉強には独学、通信講座、予備校がありますが、この中で仕事をしている男性には通信講座がベストといえるでしょう。

なぜ仕事をしている男性の方には通信講座がおすすめなのかに関して説明していきましょう。

資格取得にはできるだけ時間をかけないのがベスト

上記の通り資格の取得は最終目標ではなくスタート地点です。スタート地点につくと考えれば、そこまでの時間は短い方がベター。つまり資格取得はできるだけ短期間にするのがおすすめ。

より短期間で資格取得を目指すのであれば、独学よりも予備校や通信講座を利用した方がいいのは間違いありません。

その資格試験に精通した専門講師が、より効率的に学べるカリキュラムを提供してくれますので、独学と比較すればはるかに短い勉強期間で合格が目指せるでしょう。

また、予備校や通信講座では、最短で合格することを目的にカリキュラムを組んでいます。目指すのは試験で満点を取ることではなく、合格点を取ること。こういった勉強のスリム化、効率化は、独学ではなかなかできないことでしょう。

より短期間での合格を目指すためにも、独学以外の勉強法がおすすめとなります。

働きながら勉強するには通信講座がベスト

では通信講座と予備校通学で何が違うのかとなると、大きなポイントは2つ。費用の面と学習効率の面です。

一般的に予備校の学費と通信講座の受講料を比較すると、通信講座の方が安くなります。資格取得を目指すにしても、費用ができるだけかからない方がおすすめですので、当然通信講座がおすすめとなります。

もう一点の学習効率というのは、通学時間が必要か否かという点。予備校に通学するために片道30分必要となれば、通学時間だけで1時間を無駄にしてしまいます。仕事をしている男性にとってこの1時間は非常に大きいもの。通学時間があるのとないのとでは学習効率に大きな差が出ます。

また、通学する日時が決まっているのが予備校です。しかし、男性社会人の場合そのタイミングで仕事が忙しくなったり、どうしても外せない用事が入ってしまう可能性もあります。そうなると通学して授業を受けることができません。

予備校の大きなメリットは、ライブで授業を受けられること。仕事をしている男性の場合、そのメリットが享受できなくなる可能性があるわけです。

通信講座の場合、自宅でマイペースで学べますのでこういった心配がなくおすすめしやすい勉強方法となります。

これらの理由を考えると、特に仕事をしている男性の場合、通信講座がおすすめということになります。

まとめ

現代の男性は、60~65歳で定年が訪れるといっても、その先も長く働いていく必要があります。そのためには、いくつになっても働けるように、若いうちから準備をしておく必要があります。

資格なしでも仕事は見つかるかもしれませんが、男性が自分が働きたい道で働くチャンスを増やすためには資格の取得が必須とも言えます。

目指す資格は現在の自分にとってプラスになる資格か、将来的にその資格を活かして働ける資格。どちらかを選ぶか、どちらも兼ね備えた資格がおすすめとなります。

目指す資格が決まったら、できるだけ早く動き出すのがおすすめ。男性の方も、年齢を経てから資格取得を目指すよりも、若いうちに目指す方がより有利になります。

資格取得には独学よりも通信講座がおすすめ。男性としてしっかりと仕事をしながら、少しずつでもいいので勉強を続け、目指す資格を取得できるようにしましょう。