独学で宅建士に合格できる?勉強時間の目安は250時間!|わかりやすく宅建・宅地建物取引士の解説

独学で宅建士に合格できる?勉強時間の目安は250時間!|わかりやすく宅建・宅地建物取引士の解説

目次

独学で宅建士に合格できる?

独学で宅建士にチャレンジする人が多いようですが、独学でも合格は可能でしょうか。
結論から言えば、独学でも合格することは可能です。ただし、合格まで時間がかかることは、覚悟しておいてください。

思い返してみれば、私たちは小・中・高(人によっては大学まで)、先生に勉強を教わって来ました。教科書があればそれで勉強ができるかと言えば、先生の存在なしには難しかったでしょう。
それが、資格試験になった途端に独学で勉強できると考える人が多いのが不思議といえます。このことを頭の片隅に置いて、独学について考えてみましょう。

独学とは、わからないことがあっても教えてくれる人がいない状態です。自分の努力でその壁を乗り超えていかなければならないので、通学や通信で勉強している人よりも、時間がかかるのは当然ですね。

このページでは、独学で合格を狙うポイントについてまとめていきます。

独学で合格を狙うなら250時間が勉強の目安

毎日2時間、4カ月~5カ月の勉強

宅建士試験合格には、200~300時間の勉強が必要だと言われています。もちろん、法学部出身者であればもっと短い時間で合格することも望めます。反対に、もっと時間がかかる人もいます。結局は人それぞれではありますが、仮に通信や通学で勉強している人が200時間で合格できるとしたら、独学では250時間くらい必要だと考えることができます。

独学で合格を狙う場合、時間がかかる理由は3つあります。

  • 分からないことを調べる時間が必要
  • 勉強のペースを指導してくれる人がいないので、ペースが出来るまでに時間がかかる
  • 自分のペースで勉強できる分、だらだらすることもある

毎日2時間勉強できるとしたら4カ月程度の計算になりますが、1日も休まず勉強するのは難しいでしょう。週に1日、2日の休みを入れると5~6カ月間勉強を続けるというスケジュールになります。それだけの長い間、モチベーションを保っていられるのかという点も独学の難しいところです。

独学で合格するなら宅建業法を極める

穴を作らない勉強

宅建士試験では、だいたい下記のような配分で問題が出題されます。

権利関係:14問前後
宅建業法:20問前後
法令上の制限:8問前後
税金その他:8問前後

どの問題も1問1点です。
最も出題数が多いのが宅建業法です。ですから、宅建業法でどれだけ点が取れるかが、合格に直結します。宅建業法は暗記する事が多いのですが、逆に言えば「覚えていれば満点が狙える」科目です。
独学で合格を狙うなら、まずは宅建業法を極めましょう。

それから、7割以上の得点を目指すためには苦手科目の穴を作ってはいけません。特に、出題数が多い権利関係は要注意です。様々な法律から出題され、暗記より理解が大事な科目なので点が取れるようになるまで時間がかかるかもしれません。しかし、ここに穴を作ってしまうと、他の科目でリカバリーしきれません。
「7割取る」という合格ラインは、結構難しいものです。

合格のために暗記は必要?

暗記は避けて通れない

資格試験の勉強では、暗記が重要なポイントになります。
学生時代、英単語や数式を暗記したように、暗記しなければその先に進むことはできません。それにも関わらず、暗記はいらないと考えるか、逆に暗記さえできれば合格できるという極端な考え方をする受験生が多いように感じます。

宅建士試験で最も重要な科目である宅建業法にも、様々な数字が出てくるので暗記は避けて通れません。試験問題は、暗記していれば解ける問題も多いですが、暗記した知識を元に計算しなければならないような、理解力を試す問題も、もちろん少なくありません。

暗記は避けて通ることはできず、暗記だけでもダメだということを意識して勉強を進めていきましょう。

暗記のゴールデンタイムとは

暗記は寝る前が最も覚えやすい。

宅建士合格のためには暗記は避けて通れません。しかし、暗記が得意・好きという人はあまり多くないでしょう。できれば、最小限の努力で賄いたいものです。
そこで、もっとも効率良く暗記できると言われている時間帯に、集中して行ないましょう。

1日のうち、もっとも暗記に向いているのが寝る直前の時間だと言われています。これは、寝ている間に記憶は整理され定着するので、寝る直前に覚えたことは忘れにくいという理屈です。日中は様々な物事が脳に入ってくるので、暗記したことがどんどん押しやられてしまうのに比べて、寝る直前ならそのまま記憶に残りやすいです。

これを活用して、暗記は寝る前の30分にまとめて行ない、翌朝さらに記憶を定着させるために復習をする、というサイクルを作りましょう。人間は、せっかく覚えたことも翌日には70%忘れてしまうという研究事例もあるので、覚える→復習するといサイクルを繰り返すことも大事です。

合格の鍵を握るのは過去問

過去問は宝の山

試験はアウトプットの勝負なので、インプットした知識で実際に問題を解くことがとても重要です。そして、解く問題は予想問題よりも過去問の方が優れています。なぜなら、宅建士試験は重要な論点が何度も繰り返し出題される試験だからです。つまり、過去問に載っている問題が本試験で再び出題される可能性が高い、言ってみれば、過去問は「最も出る確率が高い」問題なのです。

よって、新作問題や予想問題よりも過去問演習に力を入れて学習していきましょう。徹底的に過去問を繰り返し、それでも時間が余り新作問題に手を出すというのは、過去問演習を完璧だといえる場合にしてください。そうでないうちは、他の問題に手を出すべきではありません。

重要論点が何度も繰り返し出題されるとは言っても、過去問の問題文がそのまま出題されるとは限りません。聞き方、文章を少し変えて出題される場合もあります。ですから、どの角度から聞かれても問題ないよう、しっかりと過去問演習する事が大事です。

過去問は最低3回繰り返す

1回目、2回目、3回目それぞれの使い方をマスターする

過去問を繰り返し演習することが重要な理由は前述の通りです。では、効果的に繰り返し勉強するにはどんな点に注意すれば良いでしょうか。
最も良くない例は、答えを覚えてしまうことです。それでは意味がありません。

1回目は、テキストでインプットした内容が、問題になるとどう問われるのかということを知るために、過去問を解いてみます。この段階では、問題ができてもできなくてもどちらでもかまいません。とにかく「こういう問題がでるんだ」ということを体感することが必要です。

2回目は、理解していく段階です。できれば、解答を読む前にテキストに戻って自分で答え合わせしましょう。ただ解答を読むのに比べて、ずっと力が付きます。

3回目は、仕上げです。1回目、2回目で間違えた問題に絞って、確実に正解できるようにします。

このように、3回繰り返すと言ってもその回ごとに目的意識が異なるので、ただなんとなく過去問を使うよりも、効果的な勉強ができます。

独学で挫折しそうになったときは

ネットやSNSを活用する

独学の最も大きなデメリットは、挫折しやすい点だと思います。
なぜ挫折しやすいのかと言えば、

  • 分からなくても教えてくれる先生がいない
  • モチベーションを保てない

という2つのことが大きな理由でしょう。

この2つの理由を解消できる対策を考えてみましょう。
まず、先生がいない点ですが、大抵のことはネットで検索すると参考になるものが見つかります。無料の過去問解説なども充実しているので、それらを活用できれば自力で解決することは可能でしょう。

次に、モチベーション維持です。これはかなり難しい点ですが、同じ目標を持った仲間を作ることが一つの近道だと思います。SNSで同じように宅建の勉強をしている方とつながったり、そのような方たちが発信している情報をキャッチすることで、「自分一人ではない」と感じ、やる気も出るのではないでしょうか。

ですが、どちらも自分で動くことでしか解決はすることはできないので、積極的に動いてみることが大事です。